アメリカ土産にもおすすめしたいトレジョのホットチョコレートをご紹介してみたいと思います。
なんと店舗の棚に書いてある情報によると、年に1度だけ販売される期間限定商品らしいです!
と思っていたら、この前、なんか地味に数ヶ月間ずっと店に並んでいる場面に出くわしたので、どこまで幻感があるのかは店舗と年によって変わってきそうです。即完売ってほどに爆発的人気があるわけではなさそう。
“It comes but once a year” (やってきました、でも一年に一度だけですよ!)って言ってます
正式名称は長ったらしく、シッピングチョコレート―インスパイアドバイユーロピアントラディション(Sipping Chocolate Inspired by European Tradition)。シッピング(sipping)は「ちびちび飲む」「味わう」みたいな意味です。すごくかっこいい必殺技みたいな名前ですが、要するに「欧州かぶれのちまちま飲む用のチョコ」ってことですね。
さて、このホットチョコレートについて簡単な感想を先に書いちゃうとこんな感じ。
トレジョ「ホットチョコレート」価格と内容
まずはこのトレジョ販売ホットチョコレートの価格と内容をご紹介。
3.99ドル
(約430円)
9オンス
(255グラム)
だいたい1.6~1.7円/gです。
先ほども書きましたが、お店の価格表示カードに書いてある英語(It comes but…)によると、どうやらこの商品は1年に1度しかやってこない期間限定商品のようです。週2~3ペースでトレジョに通う私の経験からすると、2019年は10月中旬に販売開始でした。
期間限定に弱いので、初見ですが2つ買いました(日本人は比較的共感してくださる方多いはず?)。
レジのおじちゃんは「おー、アンタ手慣れだな。前にもこれやったことあるに違いねぇな」って言ってましたが、ちょっと寝不足で自分の頭がまったく回っていなかったので、とりあえずニコニコしながらスルーしておきました。
この製品はホットチョコレートですが、この後書くとおり、言ってしまえばほぼココアです笑。なので、価格は森永ミルクココア・バンホーテンピュアココアと比較してみます。
森永ミルクココアの一般的なサイズの袋は、300gで約350~400円。ぶれが大きいですが、1.1~1.4円/gが大体の相場。
一方のバンホーテンは200gで約850~900円。こちらもショップによって価格差が大きいですが、およそ4.25~4.5円/gです。
トレジョのホットチョコレートは1.6~1.7円/gなので、グラム当たりで見ると森永ココアよりはやや高く、バンホーテンよりはかなり安い(半額以下)価格帯になります。もちろんアメリカで買った場合の話です。
ただ、このあと触れますが、このトレジョのホットチョコは砂糖が入っていてピュアココアではないです。なので、バンホーテンピュアココアより大幅に安いのは、実は当たり前といえば当たり前。
原料・カロリー表示はこれです。
原料の筆頭が砂糖であるってのは注目すべきポイントですね。純ココアではないです。森永ミルクココアとほぼ一緒。
製品説明はこんな感じです。
簡単に和訳してみると、こんなようなこと言ってます。
“ホットココアとはちょっと違うなぁ。たぶんチョコレートミルクでもないしなぁ。いやぁ、なんだろなぁ。
こちらは、ちびちび飲んで味わうそんなチョコ体験…そう、それはヨーロッパ流の楽しみ。
わたしたちトレーダージョーズがお届けするこのシッピングチョコを一口飲んでみてください。もうあなたは、ローマやバルセロナの歩道に店を構えるビストロまで、颯爽とワープしたような気分になるでしょう。このデカダントチョコエリクシールは、ヨーロッパ風の技法で、最高の原料だけを用いて丹念に作り上げられた逸品。
ほろ苦くて甘いこの深い味わいで、あなたの舌を満たしてあげてください。牛乳か水を加えるだけで、ベルベットのようになめらかで柔らかなシッピングチョコをご家庭で楽しむことができますよ。”
この説明によると、このホットチョコレートはホットココアでもチョコレートミルクでもないらしいです。独自路線ということですね。いやそもそも、私はホットココアとチョコレートミルクの違いもよくわかんないんですが笑。
なお、このホットチョコレートはオーガニックではないですが、人工着色料も保存料も不使用なので、なかなか気を遣った製品であることは確かです。その意味では罪悪感少なめで楽しめそうです。
トレジョの「ホットチョコレート」実食(実飲)
飲みます。
外缶を空けるとこんな感じで銀色の袋が入っています。
そしてその銀の梱包の中に粉。ホットミルクで溶かします。けっこーたくさん入れます。
この先のことについては、もう私にはなんかよくわかんないので、とりあえず妻に丸投げします笑。
遊んでたらすぐにできあがりました。
味はね、見事にココアですね。とても美味しいです。そう、美味しいです。この製品の年に1回の発売時期である秋口は肌寒くなりますし、こういう温かくて甘みのある飲み物は最高です。
なんですが…「でも、ココアじゃん?」ってなります。
なんか違うもの想像してましたよね笑。ホットココアでもチョコレートミルクでもないって豪語してましたし「シッピングチョコレート」なんていう名前でドヤ顔でどーんと店の棚に並んでましたし…。
たしかに、それなりに甘いです。でも、ゴディバとかリンツとかのチョコドリンクの甘さほどではありません。「ふつうにココアと名乗りなさい」と言いたくなります。
しょっぱいものを食べながら一緒に飲むほどの強い甘さではなく、かといって甘いものを食べながら一緒に飲むとそれはそれで甘すぎる。
みたいな感じです。妻はメープルポップコーンをオトモにして楽しんでいました。すごく秋。
なお、パウダーの溶けやすさですが、妻によると「べつに普通」らしいので、扱いやすさに優れているわけでもありません笑。私たちが知っているココアと同じ感じらしいです。
中身はココア。パッケージ缶が欲しければ買い。
以上、トレーダージョーズのシッピングチョコレート―インスパイアドバイユーロピアントラディション(Sipping Chocolate Inspired by European Tradition)を簡単に紹介してみました。 長い…要するにホットチョコレートです。
とりあえず、
- 秋にピッタリの期間限定商品!
- オシャレ!
- 味も美味しい!
- でも、ココア!
と言えば、なんかもう全部伝わりそう。そんなに安いわけでもないので、わざわざこの商品ではなくてココアを買えば良いというのが正直な思いです笑。
ただし!
パッケージの缶がかわいくてオシャレなので、それを狙って買うというのはアリだと思います。いや、むしろオススメしたい。下手なものを買うよりはセンス良い風な感じを装える気がします(まぁその狙った感じを見透かされたら、一周回ってイタい感じになりかねないこともないことはない可能性もありそうですとも言えそうな気はしないでもないかな)。
日本でも並行輸入品が出回っているようですが、輸入コストで値がかさみますし、味もびっくりするような斬新な美味しさってほどでもないので、まぁ普通に森永のミルクココアを買えば良いとは思います笑。
ただ「このパッケージ缶が欲しい!」と思われる方なら、缶を目当てにして買ってみても良いかもしれません。中身だって特別ではないですがふつうに美味しいココアではありますし、なんか他のひとよりも“ちょっと良い暮らし”しているみたいな雰囲気も感じられます。意外と買ってみたいという方がそれなりにいらっしゃるかもしれないので、一応リンクを貼っておきます。
以上です。
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