まだ日本ではウィキペディアのページも無いほど知名度が低いけど、アメリカでは人気がある…。
そんなスイーツの一つに、クリングル(クリンゲル?)という北欧由来のデニッシュ生地スイーツがあります。SNSとか何かしらのキッカケがあれば、日本でも一瞬にして広がるかも?なスイーツです。
そんなデニッシュクリングルを、先日トレーダージョーズにて手に入れてきました!
「クリングル」と呼ぶべきなのか、「クリンゲル」とするべきなのか、正直よくわかっていないのですが、とりあえずこのページでは「クリングル」でいきたいと思います。
ピーカンナッツ味を食べてみたので、簡単な感想を書いておきたいと思います。
チラ見せだとこんな感じです。
一応商品の正式名称はピーカン味デニッシュクリングル(Danish Kringle Pecan)です。いわゆるデニッシュ生地のパイの中にピーカンナッツクリームが入っているという海外らしいスイーツです。
正確な情報は改めて確認しますが、どうやらこのピーカンナッツフレーバーは秋~冬にかけて販売される商品らしく、店頭に並ばない時期もあるようです。トレーダージョーズの場合、異なる時期には異なる味のクリングルが販売されています。
さて、すごく端的に感想をここで発表しちゃうとこんな感じです。
では、本編です!
トレジョ「ピーカンデニッシュクリングル」価格と内容
食べる前に、まずは価格と内容をご紹介しておきます。
7.99ドル
(約880円)
8オンス
(680グラム)
だいたい1.2~1.33円/gです。
とりあえず中身が気になるので、価格について細かいことを言う前に開けておきます。
「はい、どーん!」って感じ笑。
なかなかデカイです。ノートパソコンによくあるサイズの13インチのVAIOと比べてみると…
ほぼ13インチPCと同じサイズ!
明らかにひとりが一回で食べきる量ではありません。私自身は妻と二人で、4回に分けて食べきりました。
というわけで、このトレジョのデニッシュクリングルは「どでかいデニッシュパイ」的なイメージです。
サイズスケールと重量感がおおきく違いますけど、なんとなくヤマザキの「ミニスナックゴールド」が近いような気がします。
このミニスナックゴールドはなぜか内容量をグラム表示していないのですが、、、まぁ経験上、だいたい100~150グラムだと予想します(めっちゃ開きがありますが、たぶんそのぐらいの幅には収まっているはず!)。価格は1袋100円程度でしょうか。
そうするとヤマザキミニスナックゴールドは0.66~1円/g。
トレジョのデニッシュクリングルは約1.3円/gなので、グラム当たりの価格としてはミニスナックゴールドの約1.3~2倍です。もちろん、ヤマザキが企業努力をして価格を安く抑えてくれているのだと思いますが、この価格帯だとトレジョのデニッシュクリングルはプチ贅沢スイーツに分類すべきでしょう。
これまで本ブログのめちゃダサネーミング企画「トレーダー上手」で調べてきたかぎりでは、トレーダージョーズ製品の方が日本の類似製品よりもグラムあたりの価格が安い傾向にあります(そもそも類似商品の選定に問題が無いわけでもないですが)。そう考えると、今回のクリングルはやや高級寄りということが言えると思います。
さて、原料・カロリー表示はこんな感じです。
カロリー欄に230とありますが、騙されてはいけません笑。というか、早とちりしてはいけません。
これはサービングサイズと呼ばれる、1食あたりのカロリー表示です。そしてこの会社は、このクリングルを12回に分けて食べることを想定しているようです。つまり、これ1つを食べきると総カロリーは230×12で2,760キロカロリーです。
ここでもう一度ミニスナックゴールドにお世話になると、こちらは1つ当たり562キロカロリーのようです。トレジョのデニッシュクリングルはミニスナックゴールド約5個分の総カロリーということになります。
となると、カロリー当たりの価格を考えてもミニスナックゴールドの方がずいぶん安いですね(まぁカロリー当たりの価格を出す意味はあんまり無いのかもしれないですが笑)。
おや?
てことはよくよく考えれば、このデニッシュクリングルのカロリーはそれほど暴力的ではないですね。
後述しますが、食べてみた人間の意見としては、これをまるっと1つ食べたら明らかにミニスナックゴールドを5個食べる以上のカロリー感です。つまり、見た目や味で直感的に思い浮かべるカロリーよりも実際のカロリーは抑えめだと言えます。
トレジョ「ピーカンデニッシュクリングル」実食
では、もう一回開けるところからいきます。
アイシングが乗っているので、お決まりの透明フィルムが入っています。世界共通ですね。そもそも中の見えない梱包なのに、そのうえにフィルムまでかぶってしまっているなんて、アメリカにしてはめずらしいシャイな性格のスイーツです。
と思っていたら、最初に書いておきましたとおり、どうやらこのクリングルというお菓子はアメリカではなく北欧の生まれだそうです。私もぜんぜん気づいていなかったですが、言われてみれば「デニッシュ」(Danish)というのはそもそも「デンマーク(人)の」「デンマーク語」の意味です。そしてそちらの言葉では「クリングル」は「丸」を意味するようです。
つまり、デニッシュクリングルは「デンマークの丸いやつ」みたいなこと。
さて、やっと食べます。
まず、中にピーカンナッツクリームがずっしりと詰まっているというのがポイントです。
お皿に盛るとこう。ひと切れ上に乗っけてみても、下のひと切れはぐにゃっとつぶれません。繰り返しになりますが、ずっしり感があります。
そのままいっても良いんですが温めて食べるのがとてもオススメです!ウチの場合、オーブンでちょっとだけ加熱して食べるのが習慣です。
加熱すると上のアイシングと中のピーカンクリームが良い感じにとろ~っとなって食感に上品さが出ます。
しかも全体の食べ心地についても、温かくて優しさを感じられる幸せ感満載の一品になります。
加熱の方法にもよるかとは思いますがデニッシュ生地部分はしっとりとした仕上がりで、「サクッ」ではないです。
肝心の味はというと、ずばり美味しいです。
かなり甘いですが笑。加熱した結果なのかもしれませんが「甘ったるい」という表現がぴったりな感じ。いや、良い意味でです。良い意味でです。なんというんでしょうかね、とけだす甘さ?アンニュイな甘さ?色気のある甘さ?休日の夕焼けのような甘さ?そんな感じ。
リンツのチョコなら一気に30粒は平気で食べられるぐらいの超甘党の私(健康上の問題は無視するとして)は、その甘さにどっぷりハマりましたが、甘いのが苦手な方には厳しそうです。
ピーカンクリームのナッツ感もまた良いです。クリーム全体としては甘さとなめらかさが強調されていますが、ところどころでピーカンナッツが少しの塩気とザクザクとした小気味好い歯ごたえを感じさせてくれます。
個人的には塩キャラメル的な「しょっぱい×あまい」の組み合わせは嫌いなのですが、今回のデニッシュクリングルは甘さが圧倒的な勢いなので問題なし笑。甘さが塩気に邪魔されません。逆に言うと、塩気と甘さのハーモニーを味わいたい方には甘さが強すぎる印象です。
甘党ならリピ買い。
以上、トレーダージョーズのピーカンナッツデニッシュクリングルを食べてみた感想を簡単にシェアしてみました。
見た目どおり、絶対的な甘さと重量感です笑。ただ、その割には実際のカロリーは案外飛び抜けてないような気がします。食感について言えば、ピーカンのザクザク食感がよく合います。
そして加熱をすれば、全体が温かくてとろける気だるさ満点スイーツになります。
すこしだけ価格が高めなのがネックですが、自分へのご褒美にはピッタリ。温かいコーヒーや紅茶と一緒にリラックスタイムに楽しみましょう。大きな仕事や試験などでエネルギーを使い切った脳と身体に、たっぷりの糖分とちょっと休もうよの気持ちをチャージしてくれます。
甘いものが好きなら、まず買って間違いないと言ってよいぐらいです。超甘党の私にとってはリピ買い商品となりました!
と、ここまで激推ししておいてなんですが、私の調べたかぎりでは日本での購入は不可です。とはいえ、旅行中にこれを食べてお腹いっぱいにしちゃうのもなんだか勿体ない感じ。だいぶデカイです。なので、現実的に購入を考えてみても良いような気がするのは、アメリカ在住の方や、もうアメリカ旅行に行き過ぎてしまって「ちょっと現地民的なものを食べよう」って方ぐらいですね。春ならラズベリー味もあります(華やぐラズベリー。トレジョのデニッシュクリングルの感想)。
以上です。
ぜひお気軽にご感想のコメント・ご指摘・拡散していただけたら幸せです!
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