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年度末じゃないけど、明るい未来がたしかに萌した3月の話。

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現在アメリカ留学中の私にとって、年度末は3月ではなく7月あたり。そのため、年度末のバタバタとか、新年度に向けてのワクワクとかはとくにありませんでした。

でも、インスタやツイッターでフォローしている方の中には、

  • 大学入学にあわせて新生活を始められた方
  • お子さんを送り出している方

がぽつぽつと。

自分が大学に入学したときのことを思い出して、なんともいえないエモさを味わわせてもらいました。ごちそうさまです。
(なにげにセンター直前まで家庭教師していた子がいるのですが、うららかな春がその子に来たのかどうか、いまだに結果報告をもらっていません…笑)

ひっそり我が家の花も咲きました!

もちろんそうはいっても、3月は私自身の年度末という大きな区切りではなかったわけですが、にもかかわらず、実はちょこっと明るい未来が萌(きざ)したような月でした。

というわけで、2021年3月のプチイレギュラーイベントたちを振り返っておこうかなと思います。

目次

新型コロナのワクチン接種してきた

教授に聞いたら「この時点で〇〇(私のこと)も接種資格あるよ」とのことだったので、新型コロナ(covid-19)のワクチンの1回目を打ってきました。ファイザー製のを打ってもらったので、今月4月中に2回目の予定です。

サンフランシスコの大きなイベントホールが会場でした。

普段はコンサートとかしてる所。

中に入るとまず身分確認。その後メインホールまで行き、ほとんど並ぶことなく接種。アナフィラキシーとかの様子見のために、接種後は15分その場で待機。何も起きなければ、退場。

そんな感じの流れでした。

さすがにメインホールの写真はここには載せないでおきますが(接種後はみんな薄着で待っていたりするし)、メインホールは簡単な仕切りで分けられた仮設ブースが30ぐらいあり、空いたところに係の人が案内してくれるみたいなシステム。

行ったことないですが、たぶんコミケの感じ(もちろん予約のあるひとしか打てないうえ、会場が大きいので、ガラッガラでした)。

ぱっと見だと空港。

会場の雰囲気は、張り詰めた様子や、どんよりした空気感はなし。むしろ係のひとたちがそれはもう、めちゃくちゃ陽気

アメリカではあまり見かけない、にっこにこスマイルで挨拶・案内してくれるし、スマホで音楽流しながら歌いつつ小躍りしちゃってるスタッフすらいて、ディズニーのアトラクション的なノリさえ感じられるほど笑。

ワクチンが明るい未来を切り拓いているってことでノリノリなのか、それとも仕事があまりにラクすぎて思わず楽しくなっちゃているのか。いずれにしても、すっごくポジティブな雰囲気でした。

それで注射自体は、なんか「パチン!」みたいな音して一瞬で終わり。ちゅーっと液体を入れるような感じがまったくなくて、痛みもほとんど無かったです。

翌日ぐらいにやや筋肉痛みたいな感触はしましたが、そんなにキツイ傷みじゃなく、また、そのほかの倦怠感とか熱とかといった症状も出なかったです。※ファイザー社のワクチンを打ちました。

すでに2回接種を終えている別の教授によると、「2回目打った後の方が痛かったよ。打つときに針が上向いてるとよくないらしいから、次のとき気をつけておきなね!」とのこと。

「え、いや、自分では打たないので気をつけようがなくないですか?w」的な部分はさておき、どうやら2回目の後の方が大変な傾向にあるようなので、次回は少しそのつもりで臨もうと思います。

どうやらカリフォルニア州では、4月中旬にはワクチン接種資格を問わなくなるとのこと。予約さえとれれば誰でも打てるようになるらしいので、なんとか夏の帰国前には夫婦ふたりとも接種を終えられそうでほっとしました。

帰国後の自主隔離の手段と価格が難しすぎることには改めて面食らったところです。

追記:2回目接種してから12時間~24時間後ぐらいの約半日だけ、悪寒がありました。よく熱が出たときに出会う症状ですが、熱自体はずっと36℃台で平熱。不思議な感じでしたが、日常生活に支障が出るような副反応は無かったので良かったです。妻も大きな副反応は経験せず、注射した部分の痛みを少し長めに感じた程度でおさまったようです。

アメリカでは3回目接種の話も出ているようなので、また秋から冬にかけて打たないといけないかもしれません。

料理って大変だなぁ

もしかしたら皆さんすでにお気づきかもしれないですが、2月が終わる直前あたりから料理を少しずつやってみるようになりました。

実はこのページはグーグル検索では引っかからないようにしてあるので、これを読んでくださっている皆さんはSNSで様子を見守ってくださっている方がほとんどではないかと思います。

別に夫婦間でバトルを引き起こしてそうなったわけではないのですが、、、

これまでは妻がほとんど料理をすべてやってくれていたところ、3月は自分でもちょいちょいその役を受け持ってみました(そして妻のインスタアカウントに「夫コレクション」というコーナーも作ってもらいました笑)。

このブログページを公開したときにはまだ安定期ではなかったので、ここに後から追記しておきます。実はこの料理への挑戦は、妻が妊娠してつわりに苦しんでいたことがきっかけです。夫婦間のバトルというか、むしろその逆で、もうめちゃくちゃおめでたい理由です!!笑

料理っていざ自分でやってみると、まぁ大変。

実際に調理することの苦労はもちろん、

  • 何をどの食材でいつ作るか
  • 本当に食材は足りてるか
  • 下準備はどうするか

みたいに考えることが多くて、もうすっごくハード笑。

一人暮らしのときは自分で作っていたはずですが、1年半ぐらい前に妻と暮らし始めてからはめっきり洗い物担当。もともとも料理するのがそんなに好きじゃないことに加えて、そのブランク。

はじめはかなり大変でしたが、最近は慣れてきて少しずつ料理への抵抗がほぐれてきました。

まさか自分でプリンを作る日が来るなんて、留学するのと同じぐらいに以前の自分では考えられない事態です。これからどんな予想外たちが待ち受けているのか、これからの人生に期待。少なくとも「まさか自分でこれ作る日が来るとは」シリーズは積み重なっていくはずです。

あと、めちゃくちゃどうでも良いですが、個人的に一番たいへんだったのはミモザサラダ

卵のゆで具合が甘くて、黄身をミモザスタイルにするのがぜんっぜんうまくいかず…

半べそ1時間の超大作となりました。全米が泣いたことと思います。

初めてアメリカの高速道路ガチで乗ってみた

「ガチで」というのがポイント。

実は以前間違えて、あれよあれよと高速道路(フリーウェイ)に乗ってしまうという恐怖体験をしたことがあります。

車はまだ買えていないので、我が家が車で出かけるときはもっぱらzipcarというレンタカーサービスを使っています。

今回、初めてちゃんと「乗るつもり」で高速道路に乗ってみました

いやー、アメリカの高速道路って速い!!!

日本だと100km/hとはいえ、だいたい80km/hとかの制限速度になっている区間が多いじゃないですか、なんだかんだで。

それに対して、今回乗ってみたアメリカの高速道路は105km/hぐらいの区間がざら。「さすがワイルド・スピード制作する国は違うな」って感じ。

で、その割には案内がわりと急なタイミングで出てくるし、5車線とかあって車線変更の小回りが効かないし、なのにぐいっと無理に車線変更する車多いという難関。

無事に目的地まで行けたら、お祝いにピーツコーヒーとか飲んじゃう。

でも日本と違って、無料区間がほとんどというのはめちゃくちゃありがたいですね。分岐で間違えてどっかに行き過ぎてしまっても、気兼ねなく降りてもう一度高速に乗り直すことができます。これはほんと素晴らしい!!

ちなみにサンフランシスコは、サンフランシスコに入るための橋を渡るは有料だけど、サンフランシスコから出ていく橋は無料。とんでもない高飛車オレサマ都市ですね。まぁ行くけどさ。

ともかく、先月中に複数回乗ったので、これでかなり高速道路に慣れることができました。

以前はびびって高速を使うルートを避けていろんな場所に遠回りで行っていたのですが、今度からは積極的に活用して大きな時短が見込めそうです。それに、なんだか一人前にこの町の住人になれたような気分にもなれます。

あとは車という高い買い物にどう向き合うかが問題です。アメリカでは面倒な交渉が当たり前についてまわるようなので、私の英語力と交渉力の見せ所が近いうちにやってくることでしょう。こわ。

これもまた先ほどの料理と同じで、実は妊婦健診に通うために病院まで運転していた次第です。先生の都合もあって、毎回高速に乗って片道30分~40分かけての通院。血液検査なんかはもっと遠くて、2回ぐらいは片道50分ぐらいのところにまで行きました。最寄りでそれなので、アメリカのスケールでかすぎます笑。

来年は付き合って10年

すっごい私事ですが、まぁブログってそういうもんだと思うのでこれもちょこっとだけ書いておくと、3月には実は妻との交際記念日があります。

ふたりとも結婚記念日よりも交際記念日の方がなんとなく印象に強く残っていて、それが今年で9年記念。付き合い始めて10年目に入りました。高校卒業なんてついこの前のことのように思えるのに、もう10年前のことだなんて…なかなか歳を重ねたものです。

10年記念のときに我が家と周囲が一体どんな状況で何ができるのかはわかりませんが、ひとつ節目の歴史をまもなく迎えられるというのが今から楽しみです。


というわけで、まぁこじつけじみているとしても、先月は明るい未来の可能性が垣間見えた月でした。

「無限の可能性」といえるようなキラキラしたものではないかもしれないですが、地味ながらも個人的には明るい未来を思い描けるような機会に恵まれた気がします。

面白いことに、先月読んだ本の中にはちょうど、「ハベルの図書館」という有名な話を引き合いに出して<ひとは本当に“無限”の可能性に直面すると打ちひしがれてしまう。何らかの道筋や限定性を持った可能性でなければ人間にとっては意味がない>的な指摘をしている本がありました。

今の時点で具体的に思い浮かべられる可能性が地味でも明るいというのは、実は雲のように漂う無限の可能性よりも価値を持つのかもしれません。いや、どうだろう、やっぱり無限の方が良いかな???

ちなみに個人的にはその本にはわりと言いたいことがたくさんあって、その筆者に全面的に賛成って感じではありません笑。

では、また!

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このブログ書いてるひと

ゆとり世代の文系大学院生です。アメリカに学位留学中。インスタ・ツイッターでは当ブログへのご質問やご感想を募集中です。ちょっとしたものでも新しいページ作成の励みになりますので、お気軽にコメントやリクエストいただければ嬉しいです!

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