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スタバの先輩ピーツコーヒーを知ろう

ピーツコーヒー冬季カップと店内デザイン

いまや誰もが知っているコーヒーショップ「スタバ」。実はそのスタバ、ある先駆けコーヒーショップをモデルとしているそうです。そう、その知る人ぞ知るコーヒーショップこそがピーツコーヒー(Peet’s Coffee)。

本ページではそのピーツコーヒーを紹介してみたいと思います。

ちなみにこのピーツコーヒーが販売している家庭用コーヒー豆については、個人的な感想をかんたんにまとめてみている最中です。ご興味湧いた方いらっしゃれば、そちらもチラ見してあげてください。アメリカ旅行や留学の際のお土産としてもオススメです!

では、以下、私なりにこのピーツコーヒーを簡単に紹介してこうと思います、

目次

スタバの先駆けピーツコーヒー

ピーツコーヒーには、あのスターバックスの先駆けという位置づけがあります。

スターバックスデカフェハウスブレンドのパッケージと実際にコップに淹れられたコーヒー
パッケージちょっと違いますが
アマゾンで買うならこちら

ピーツはカリフォルニア州バークレーという町の発祥。地元愛とか気取りがだいぶ入っているかもしれませんが、このエリアには「スタバよりもピーツの方が好き」という方が多いです。全体的にピーツの方が濃いコーヒーを提供している印象で、ちゃっかり私もピーツ推しです(7割ぐらいは気取ってるからかも笑)。

では、もう少し具体的にスタバとの関係を見ていきましょう。

まず、スタバには3人の創業者がいます。

  1. ジェリー・ボールドウィン (Jerry Baldwin; 英語の教師)
  2. ゼブ・シーグル (Zev Seigl; 歴史の教師)
  3. ゴードン・バウカー (Gordon Bowker; 作家)

謎めいた組み合わせですが、 サンフランシスコ大学在学中に出会ったというかれら。この3人が、1971年に共同でコーヒー小売り会社を開業。それがやがて、かのスターバックスに成長していきます。

そして実は、この開業の背景にある人物にコーヒーの焙煎を教わって感銘を受けたという、3人にとってきわめて重要なキッカケがあったようです。3人はこの人物のことを「良き指導者であり父親的な存在(a father mentor)」と呼ぶほどに尊敬しているんだとか。

その「ある人物」こそ、、、

ピーツコーヒーの創業者アルフレッド・ピート(Alfled Peet)

です。

スタバ開業の5年前にあたる1966年、ピートさんは「ピーツコーヒー・ティー&スパイス」(Peet’s Coffee, Tea & Spices)という名前でカリフォルニア州バークレーに店を出し、コーヒー豆を売り始めました。

なぜかコーヒーだけじゃなく「ティー&スパイス」まで名前に入っていますが、実は今でもピーツコーヒーの正式名称は「ピーツコーヒー&ティー」(Peet’s Coffee and Tea)。コーヒーだけでなく、ちゃっかり紅茶系も扱っています。ロゴの時点でほぼほぼコーヒーしか売る気なさそうですが笑

公式プラカップにプリントされたピーツコーヒーのロゴ
もはやロゴに「ティー」が無い笑

実はアメリカではなくオランダ生まれのピートさん。コーヒー豆ショップを経営していたお父さんの元で、若い頃からコーヒーの焙煎や挽きのトレーニングを積んでいたそうです。やがて世界を飛び回り、1955年にはアメリカのサンフランシスコに降り立ってコーヒーと紅茶の輸入業に携わります。この時、アメリカのあまりのコーヒーのレベルの低さにビックリしたピートさん笑。

おそらく「これ俺がやらないとヤバいわw」と思ったのでしょう。1966年のピーツコーヒー開業へと至ります。そのピートさんのハイクオリティなコーヒーが、スタバの創立を始めとするアメリカコーヒー界発展の基礎を築いたといえます。事実、スタバは創業した当時、このピーツコーヒーから豆を仕入れていました。

家庭用コーヒー豆のパッケージに記載されているピーツコーヒーの歴史
“our story”って書いてあるのに
詳細がぜんぜん載ってない笑
調べるのなかなか大変でした

こんな感じで、

ピーツコーヒーはスタバの先輩的な存在

なわけです。私たちが今日こうしてスタバをめちゃくちゃ楽しめているその陰には、アルフレッド・ピート大先生の活躍があるということですね。

ビートニクではなくピートニク

そんなスタバの先輩格であるピーツコーヒー。そのファンはピートニク(Peetniks)と呼ばれます。

このピートニクという名前はビートニク(Beatnik)という、1950~1960年代アメリカのカウンターカルチャームーブメント(ヒッピーとか)を牽引した人々の呼び名をもじったもののようです。実はこれ、ただのパロディではなく、なかなか含蓄のあるネーミングです。

カウンターカルチャー

すっごく簡単に言うと、それまでのなんというか窮屈で緊張感のあった社会状況に対抗して(カウンター)、より自由で平和的な新しい時代を求めた動きのような意味で理解しています、私は。

それでこのカウンターカルチャーの動きは、ちょうどピーツコーヒー開業(1966年)の前夜と呼べる時期に流行っていました。そしてその中心地は、ピーツの生まれたカリフォルニア州バークレーや、同州サンフランシスコ。

チェイスセンターのメインスクリーンに映し出されたピーツコーヒーのスポンサー広告
サンフランシスコにあるNBAチーム
「ゴールデンステイト・ウォリアーズ」のホームアリーナ

そんなわけで、この「ピートニク」というファンの名前。それまでのアメリカの“だらけた”コーヒー文化とは違い、こだわりの豆をこだわって焙煎して飲むという自覚あるコーヒースタイルを打ち出してきた、ピーツコーヒーのねらいとルーツをよく表現しているんじゃないかと思います。

実際、この「ピートニク」という呼び名は公式ファンネームになっています。ピーツ公式のポイントシステムの名前はピートニク・リウォーズ(Peetnik Rewards)。つまり、ファンが勝手にそう言っているというレベルではなく、ピーツコーヒー自身が「ピートニク」という愛称を積極的に使っているということになります。

ちなみに、ヒッピーはさすがにもういないらしいです。サンフランシスコ在住のアメリカ人に聞いてみたら「え、ヒッピー?あんた今、ヒッピーって言った?そんなん今の時代にいるわけないわwww」って言ってました。ただ、そのカウンターカルチャーの精神はまだまだ息づいていて、カリフォルニア州には物質主義社会に疑問を持っていたり(ミニマリスト的な)、環境とか人権に意識が高かったりする人々が多いです。

当ブログでよくお世話になっているカリフォルニア発祥のスーパー「トレーダージョーズ」のエコバッグにも、そのヒッピー文化へのリスペクトが垣間見えています。簡単ですが、ちゃっかりトレジョのエコバッグについては別のページを書いてありますので、ご興味あればそちらも覗いてみてください。

日本に店舗なし―どんまい日本のピートニク

ただ、残念なことにこのピーツ、2020年7月現在では日本には店舗がありません

ウィキペディアによれば、かつて2002年には南青山に出店していたようですが、すぐに撤退したらしいです。SNS人気が爆発する前ですし、ちょっと時代の先を行き過ぎたのかも。

近い将来、このページがピーツの日本再上陸につながる1つのキッカケになれたら嬉しいですね。日本にピートニクが増えてくれれば嬉しいものです。まぁそんなスケールのデカイ話は別にしても、留学が終わって日本に帰国した時に手軽にピーツコーヒーを飲めなくなるのはちょっと寂しい感じ。いつか『アナザースカイ』に出演したら必ず紹介しようと決めています、オファー待ってます。

というわけで、アメリカ旅行した時には、帰りの空港で慌ててわけのわからん世界のどこにでも売ってるチョコを買うぐらいなら、このピーツコーヒーをお土産に買って帰ることをおすすめしたいです。私は一時帰国時にお土産として必ず買って帰っています。わざわざコーヒーショップに行かなくても、大体のスーパーには置いてあります。見つけられずに買えないということも無いですし、お土産を考える負担が1つ分減るのでラク!

いちおうネットであれば日本でも買えますが、割高です。

しかも、日本で買えるフレーバーは種類がかなり限られています。アメリカを訪れた際には、ぜひ色んなバリエーションから気になったものを選んでみてもらえればと思います。

ピーツコーヒーのこだわり

では、そのピーツコーヒー。どこがそれほど素晴らしいのでしょうか。このセクションでは、そのこだわりをざっくりとまとめてみます。

公式サイト(英語)によると、とくに以下の4点に注力しているようです。

  1. 産地の厳選
  2. 職人の手による焙煎
  3. 新鮮さのあくなき追求
  4. 手淹れでの仕上げ

この4点をもうすこし掘りさげていこうと思います。ですが、まぁその前に細かいことを言わずにピーツのどこが良いかと聞かれたら、個人的にはその抜群の香りのゆたかさと濃さを挙げたいですね。

1. 産地の厳選―Selectively Sourced

まず産地についてですが、ピーツは地球上のあらゆる地域から豆を仕入れてるといいます。

選びぬかれたコーヒー豆は焙煎に至るまでに3回のテイスティングテストをクリアした精鋭たち。1回目は最初の予選的なセレクション、2回目は産地での2次審査、そして3回目は焙煎所に入る前の最終決定審査。センター試験と2次試験で入学が決まる日本の国立大学よりも厳しい選考プロセスです。

また、ピーツは農園と直接取引をすることにより、どんな環境で・どんな人たちが・どんな方法でコーヒー豆を栽培しているのかという点にまで気を配っています。ピーツスタッフが定期的に直接コーヒー農園に視察に行っているようです。

ピーツコーヒーのカップと店内デザイン
背景はコーヒーの木

これは同社の味の基準を確保するだけでなく、栽培者たちの労働環境や産地の自然環境を守っていくうえでも大切なことです。いわゆるフェアトレードの精神がここに見えますね。さすが、カリフォルニア州発祥。上でも書きましたが、同州はもうほんとに、めちゃくちゃ人権意識と環境意識が高いです。LGBTQムーブメントはサンフランシスコが拠点ですし、オーガニック食品もカリフォルニア州が世界をリードしています。

たとえば、日本でも有名なミネラルコスメの大手ベアミネラルもカリフォルニアの会社です。

すっごくちなみですが、私たち夫婦が借りている住まいの大家さん(70歳ぐらいのおばあちゃん)も環境意識が高く、洗濯を週1回しかしません。私たち夫婦は、そんなおばあちゃんと洗濯機が共用。そのため、できるだけおばあちゃんの外出中にこっそり洗濯をするというセコい作戦を採用し、週3回程度の洗濯回数をなんとか確保しています笑。

2. 職人の手による焙煎―Roasted by Hand

次に焙煎のこだわり。ロボットや機械技術が著しい成長を遂げている私たちの時代、あらゆる分野のさまざまな作業が機械化されています。もちろんコーヒー産業もその例外ではありません。

そんな時代の流れのなかで、ピーツは人間が五感を使ってコーヒー豆を焙煎することにこだわってるようです。

ピーツコーヒーの生まれた年を刻む店内デザイン
「1966年からハンドブレンドです、どーも」

いくら生産システムをうまく構築したとしても、栽培時のわずかな気候のズレや運搬過程での細かな時間や環境の違いなどの不確定要素によって、コーヒー豆にはどうしても個体ごとの微妙な差が生まれてきます。そのため機械的に同じ方法で焙煎していては、結果として製品の品質にゆらぎが出てしまいます。

そこでピーツでは、それぞれのコーヒー豆が最高のパフォーマンスを発揮きるよう、機械ではなくその道のプロ(職人)が焙煎をしているそうです。

機会に仕事を奪われる未来に不安を抱いている方は、将来的にピーツの焙煎師を目指してみても良いかも!「プロフェッショナル仕事の流儀」とか「情熱大陸」とかユニクロのCMとかに出演できるかもしれなというメリットもあります。ちなみに私は「エアリズム」をその前身である「サラファイン」時代からずっと愛用しています。長期愛用者としてユニクロのCM依頼もちゃっかりずっと待ち続けていますが、まだオファーはありません。

3. 新鮮さのあくなき追求―Delivered Obsessively Fresh

続いて新鮮さの追求ですが、これはスーパーなどで売っている家庭用コーヒー豆にはそれほど反映されていないかもしません。この恩恵をフルに受けられるのは、店頭で飲む場合、あるいは家庭用でもサブスクリプションサービスで定期的に購入している場合だと思います。

ピーツではコーヒーを焙煎したその日のうちにその豆を発送しています。店舗への発送はもちろん、なんと定期購入やネット購入の場合には注文が入るまでコーヒーを焙煎しないというスタンスを採っています。注文が入り次第すぐに焙煎をかけて豆を送り出す(届ける)というシステムで全体を動かしているわけです。

家庭用コーヒー豆のパッケージ裏にプリントされたピーツコーヒーのこだわり
“obsessed with fresh”「新鮮さに取りつかれている」

とまぁこれだけ言っておきながら、私はまだサブスクリプションサービスに登録していません笑。スーパーで安売りするときがそこそこあるので、その機会に買っています。まだ色んな種類を試して自分のお気に入りを見つけ出す段階にいるってのもありますし、人気商品でどんどん入荷するのでスーパーで買っても焙煎日の新しいものが多いのも理由の1つ。そのうちお気に入りのブレンドがカチッと確定したら、最高に新鮮なコーヒーを求めてサブスク登録しちゃうかも。

4. 手淹れでの仕上げ―Brewed to Perfection

最後に、コーヒーを淹れる(brew)際の工夫です。これはもういよいよ店舗でしか体験できないポイント!

ガラス張りのピーツコーヒー店舗概観
このロゴにも「ティー」がないですね笑

ハンドクラフトにこだわっているピーツでは、ハンドル式マシンでエスプレッソを淹れるのは当たり前。くわえて30分ごとに新しいコーヒーをドリップしなおすことを宣言しています。

たっぷり時間をかけて楽しむ個人経営の喫茶店や最近流行りの「サードウェーブ」と呼ばれる種類のコーヒー店などは別にして、いわゆる「セカンドウェーブ」というジャンルのコーヒーショップでは、あらかじめ大量にコーヒーをドリップしておいて、注文に応じてそれを出していくというスタイルでまわっています。

すごくざっくりなセカンド・サードウェーブの説明

セカンドウェーブコーヒーの代表格はスタバ。いわゆる大衆へ高品質のコーヒーを届ける意識で、深煎りを中心にハッキリとした風味で勝負していく流れ。ピーツが入るカテゴリーはこのセカンドウェーブですね。

一方のサードウェーブは、さらなる高品質を求めるいっそうコアなコーヒー好き向け。ブルーボトルが有名ですね。もっと時間をかけてコーヒー本来の味を楽しむことを提唱しています。そのへんのひとよりも経済的なゆとりと、コーヒーへのこだわりを持つ層にぴたっとフィットする流れです。

機会があれば、この「○○ウェーブコーヒー」っていう分け方についてはより詳しいページを書いてみたいと思ってはいます。機会があれば笑

ピーツコーヒー店内のドリンクカスタマイズテーブル
店舗には砂糖やスパイス等もバッチリ

ともあれ、その気になるそのコーヒーの提供可能時間(次に淹れなおす時間)なんですが、ショップごと独自の基準が存在しているようです。

私の調べた限りでは、スタバやタリーズはこの時間間隔を公開していませんでした(もしどなたか情報をお持ちでしたら、ぜひご提供お願いします!)。さすがに半日前にドリップしたコーヒーが出てくるなんてことは無いと思いますが、お客さんの少ない時間帯を挟んでしまうと、ひょっとしたらドリップから提供まで1時間単位で時間が経過している可能性も無きにしもあらずです。

その点ピーツは30分だと宣言しているので、まぁこういうチェーンのコーヒーショップにしてはそれなりに<淹れたて>と言えるレベルではないでしょうか。そもそもドリップ自体に5分程度かかるらしいので、セカンドウェーブコーヒー業界では30分サイクルは高水準だと言えそうです。なお、ドトールはピーツ同様に30分サイクルを明言しています。

まとめ

以上、自分なりにピーツコーヒーを紹介してみました。なんだかカタカナばっかりで読みにくいし、けっきょく説明になっていないような部分ばっかりな感じもするし…って感じですが、途中で見捨てずにここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ごちゃごちゃ言いましたが、要点はこんな感じです。

簡単にまとめると
  • スターバックスの先輩的な位置づけ
  • カリフォルニア州発祥
  • 一般向けなお店のわりには色々こだわっている
  • アメリカから買って帰るお土産におすすめ

以上です。

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ピーツコーヒー冬季カップと店内デザイン

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このブログ書いてるひと

ゆとり世代の文系大学院生です。アメリカに学位留学中。インスタ・ツイッターでは当ブログへのご質問やご感想を募集中です。ちょっとしたものでも新しいページ作成の励みになりますので、お気軽にコメントやリクエストいただければ嬉しいです!

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