ダントツ人気では無いけれど(失礼)、知ってる人は知っている。
ベンアンドジェリーズアイスクリーム(Ben & Jerry’s Ice Cream)。
略してベンジェリ(たぶんそう笑)。
かわいいパッケージに加えて、日本でも超有名「ハーゲンダッツ」に方を並べるほどの質の高い味。
アメリカではなかなかの人気を誇っています。
※後ほど書きますが、残念ながら今となっては、日本で買うなら楽天か個人輸入しかないと思います。
本ページでは、アメリカ在住で超甘党の私が、Ben and Jerry’s(ベンアンドジェリーズ)家庭用ミニカップを食べ比べた感想をシェアしようと思います。
実際に自分で食べてみたフレーバーだけを紹介していくので、順次情報を追加していくスタイルでページを少しずつ充実させていくつもりです!
Ben and Jerry’s (ベンアンドジェリーズ)は日本で買えるのか
2020年夏現在、なんとか楽天市場では売っています。
そもそもBen and Jerry’s(ベンアンドジェリーズ)は、リンゴで有名なアメリカのバーモント州発祥のアイスクリーム屋さん。
2012年に日本上陸し、しばらく頑張っていましたが、、、
2020年1月、日本国内最後の店舗が閉店。
2020年3月、カップアイスの販売も終了して完全撤退。
首の皮一枚で残っている楽天市場での取り扱いがいつまで続いてくれるのかは謎です。
日本ではずいぶん前からサーティワンがガッツリと根を張っていましたので、ややキャラかぶり感があるベンアンドジェリーズが入り込むには、スペースが小さすぎたのかもしれないですね。
アメリカの店舗はこんな感じ。
となると、もはやこのページを何のために書いているのか分からなくなりそうですが…笑
とりあえずは、
- アメリカに住んでいる方
- これからアメリカに住む予定の方
- 日本にいるけど何らかのルートでBen and Jerry’sを入手して楽しもうって方
このあたりの方々に、すこしでも参考になる情報を提供できればと思います(ぶっちゃけ自分用メモっていうのは内緒)。
ベンアンドジェリーズ家庭用カップアイス比較!!
それでは、以下、私自身が食べてみたBen and Jerry’s(ベンアンドジェリーズ)家庭用カップアイスについて、すごく簡単にコメントしていきたいと思います。
新しいフレーバーを食べた際には、その情報もちょこちょこし追加していくつもりです!!
情報を追加した時期によって、感想の分量と温度差にめちゃくちゃ差があります笑。
コーヒー・トフィーバー・クランチ
(Coffee Toffee Bar Crunch)
コーヒー・トフィーバー・クランチ
評価:
一言: ガリガリクランチ!
Ben and Jerry’s(ベンアンドジェリーズ)のアイスは基本的にそうですが、
- 遺伝子組み換えなしの原料(Non-GMO)
- フェアトレードのカカオ・コーヒー・砂糖・バニラ
- ケージフリー鶏のたまご
- ハッピーな牛
による原料提供。食の安全性や倫理性にも、そこそこ気を遣っています。
特に、鶏の環境や牛のハッピーさにも注意しているのは、海外らしいです。エシカル(ethical; 倫理的)というやつですね。
フレーバー名の切れ目がどこなのかよくわからないですが笑、
コーヒー・トフィーバー・クランチ
でしょう、きっと。
トフィーというのはバターと砂糖を加熱して作るお菓子です。あま~い味とコクが楽しめます。
そのトフィーをバー(棒状)にしちゃったよというのが、トフィーバーですね。
でも、このアイスにそのバーが入っているという感じはしません笑。なので、なぜあえて「トフィー」だけでなく「トフィーバー」と名付けているのかはうっすら謎い感じはしますが、、、
まぁ美味しそうではありますよね、なんとなく「バー」って言ってみるほうが。
写真からなんとなくわかるかもしれませんが、バーではないとしても、例のトフィーがわりとたっぷりです。
名前に「クランチ」とあるだけのことはあって、ゴリゴリ?ガリガリ?ザクザク?トフィーが心地よい歯ごたえ。キャラメル風味が香り高いというのもポイント高い!
アイスクリーム自体はコーヒー風味で甘さやや強めかな。超甘党の私にとってはじゃっかん物足りないぐらいの甘さですが、だいたいの方にとっては必要十分の甘さかと思います。コーヒーの風味がとても良いので、キツい甘さはそれほど感じないはず。でも、そもそも甘いのが苦手って方には厳しそう、たぶん。
チョコレート・シェイクイット・トリュフ
(Chocolate Shake It Truffles) [予定]
チョコレート・シェイクイット・トリュフ
そのうち更新予定!
エブリシング・バット・ザ…
(Everything But The…) [予定]
エブリシング・バット・ザ…
そのうち更新予定!
「…以外の全て」って意味の名前…。
どんな味なのかめちゃくちゃ気になる
ジャスティス・リミックス
(Justice Remix’d)
ジャスティス・リミックス
評価:
一言: 常識を疑う大切さを教えてくれる。
「正義のリミックス」という、すごくかっこいい名前をしています。
色味からポップな感じを想像して、一瞬アベンジャーズとかそういうヒーロー系の話かと思ったのですが、どうやらそうではないみたい。人種差別や市民権といった社会的問題への取り組みをする、そういうタイプの正義のイメージのようです。
The Advancement Project National Officeというアメリカの人権団体とのコラボで開発されていて、いわば“願い”の込められたフレーバーだと言えます。
事実、Ben and Jerry’s(ベンアンドジェリーズ)は、2020年春頃から一気に盛り上がった「黒人のいのちと向き合え」(Black Lives Matter; BLM)をスローガンとする社会運動の中、かなり早い段階で白人至上主義への反対姿勢を表明しました。
今でこそ様々な会社がそういった立場をとっていますが、まだまだ白人コミュニティーの顔色を伺う会社が多かった時点でのBLM支持でしたので、「あ、ベンジェリって立派な会社なんだなぁ」と感じたことを今でも覚えています。
自分が商売をしていたとして、お金持ちの客層に対して明確に“NO”を突きつけることはできるでしょうか。それも競合に先駆けて、です。アイスの原料だけでなく、ここでもまた会社として「エシカル」(倫理的)だと言えます。
さて、中身はこんな感じ。
チョコがメインで、バニラがサブ、そこにシナモン風味のブラウニーが入っているという全体像。
「え、シナモンってこんなだったっけ?」ってなる味で、今までシナモンロールを思い浮かべて「シナモン大好き!!」とかほざいてた自分を反省しました。
人権問題などに対する自分の考え方や、しらずしらずの差別加担についても、こうやって振り返ってみる必要がありますね。このフレーバーはそういう視点も提供してくれます。ウザいぐらいにスパイシーなのはきっとメッセージでしょう。
チョコ味もしっかりするのですが、なんかやっぱりスパイシーなのが一番印象的で、しかも後味まで支配してきます。「甘いもの食べて幸せ~」的なアイスではないです。すっごく良い暮らしをしていて食品も海外指向みたいな、俗に言うイケてる感じの方々はひょっとしたら好きかもしれない笑。
キャラメルチョコ・チーズケーキ・トリュフ
(Caramel Chocolate Cheesecake Truffles)
キャラメルチョコ・チーズケーキ・トリュフ
評価:
一言: ちょっぴりさっぱり。
- 遺伝子組み換えなしの原料(Non-GMO)
- フェアトレードのカカオ・コーヒー・砂糖・バニラ
- ケージフリー鶏のたまご
- ハッピーな牛
キャラメルチョコ・チーズケーキ・トリュフという名前からもわかるとおり、いろいろとスイーツを詰め込んだフレーバーです。こんなこと言うまでもないかもしれませんが、念のために言っておくと「トリュフ」はここではトリュフチョコのことです。
でも、、、開けてみると、あら意外。
どちらかというとチョコベースというよりもキャラメルベースのアイスです。ところどころに、チョコアイスとチーズケーキ。
「萌え袖するぐらい寒いなら食べるな」と言われそうですが、ひとまずそれは置いておくとして、、、
食べてみると思っていたよりもチーズケーキの酸味を感じます。ちゃんとしたチーズケーキ。
キャラメルベースで強めの甘さですが、チーズケーキのおかげで甘さの中にちょっとした爽やかさがあります。
フタに書いてある説明によると、ちょこちょこ入っているチーズケーキは本来グラハムクラッカーというクラッカーに包まれているはずなのですが、実際には、ほぼほぼ分離した形で遭遇します笑。
それでもまぁ、ちゃんとクラッカーのパリパリ感は残っています。食感にメリハリが出る意味では良い点だと言えますし、クラッカーの薄皮パリパリ的な部分がちょっと口に残るという意味ではデメリットかも。この点は好みが分かれそうです。
アイスもキャラメルベースですし、チーズケーキも入っているので全体の食感は柔らかめです。
クッキー&クリーム・チーズケーキ・コア
(Cookie & Cream Cheesecake Core)
クッキー&クリーム・チーズケーキ・コア
評価:
一言: クッキーチョコアイスですね。
- 遺伝子組み換えなしの原料(Non-GMO)
- フェアトレードのカカオ・コーヒー・砂糖・バニラ
- ケージフリー鶏のたまご
- ハッピーな牛
どうやら名前の「コア」ってのは、チーズケーキクリームが中心に入っていることを表しているようです。
ただ、フタのイメージみたいに分かりやすくはないです。写真そのものが見づらいってのもありますが、チョコアイスとチーズケーキアイスの境界が明瞭なのに対して、チーズケーキクリームがどこにあるのかはほぼ分かりません。
味は最初にガツンとチョコアイスが来て、後味でチーズケーキの風味が感じられるみたいな流れですね。
チーズケーキアイス部分に入っているチョコはチョコチップではなく、フレーバー名からもわかるとおりチョコクッキー。でもアイスにミックスされているので、パキッとしたクッキーではなく柔らかいしっとり食感のクッキー。ブラウニーっぽい?牛乳にディップしてホロホロってなったクッキーみたいな感じかな?
チーズケーキアイスもチーズケーキクリームも入っているんですけど、全体としてはチョコ味強め。で、結果的に甘さが強め。
ありがとう、ベンジェリ。
全体を通しての総括を、一応!
いわゆるアメリカンフードの不健康なイメージとは裏腹に、そこそこ健康に気を遣った原料。
それでもアメリカっぽいポップな味のバリエーションとパッケージを楽しめる。
そんなところが、Ben and Jerry’s(ベンアンドジェリーズ)の特徴かなと思います。
良いとこ取りと見るか、中途半端と見るか、評価の分かれるところかもしれませんが、個人的には好み。アメリカのスーパーならセール期間中に比較的リーズナブルに買えるというのもありがたいです(2カップで5ドルぐらい)。
また、遺伝子組み換えを避けたり、卵を生んでくれる鶏の生活に配慮したり、牛をハッピーにしたり、…倫理的(エシカル)な生産を大々的に謳っている点も一つの特徴だと思います。
上の「ジャスティス・リミックス」のセクションに書いたとおり、会社のあり方としても健全だと思います。
日本から完全撤退してしまったのは残念ですが、、、とりあえず「今までありがとう」ですね。
もしどこかでベンジェリを食べられるチャンスに巡り合ったときには、せっかくですから、ぜひ変わり種フレーバーをお試しください!!!
コメント