このページでは私自身が3年ほど使い続けているNord VPNを本音でレビューしてみようと思います。
最近はいたるところに無料Wi-Fiがあふれていてすごく便利です。でも皆さんおそらく耳にタコができるほど聞いているとおり、
無料Wi-Fiをそのまま使っているとセキュリティはガバガバ。
ほとんど場合、個人情報はダダ漏れで、ハッキングも簡単にできるそうです。事実、私の父はビジネスホテルの無料Wi-Fiを使っている最中にロシアからの不正アクセスを受けたことがあります。
何らかの対策は必須です。
こうした恐ろしい事態を防ぐにはVPN(Virtual Private Network; バーチャルプライベートネットワーク)というサービスが効果的。VPNはその名のとおり、公衆の場でネットに繋いでいる時でも、まるで自分のプライベート空間でネット接続しているかのような環境を生み出してくれます。
もう少し言うと、回線を暗号化して隠すことで他のひとの目からの覗き見やハッキングに対する効果的な防止策となってくれるのです。つまり、こういったVPNというサービスを使えば無料Wi-Fiでも安全に使うことが可能になります。
とはいえ、世の中にはVPNサービスを提供している会社が無数にあります。ほんとめちゃくちゃたくさんありますよね。
そこで皆さんがVPNを選ぶ際の参考に少しでもしていただけるよう、このページでは私自身が実際にここ3年間ほど使っていて、そのメリットもデメリットもよく知っているNord VPNを紹介してみようと思います(日本公式サイト【Nord VPN】 )。
最初に、簡単な総評をネタバレするとこんな感じになります。
第一印象評価:
あとから評価:
一言コメント:
Nordの由来はNordic(ノルディック)
Nord VPNの気に入ったところ
リーズナブルな価格
まずは気になる価格から。個人的にはNord VPNの価格は割と良心的だと考えています。
2021年春現在は以下のとおりです。
- 1ヶ月プラン: 1,256円/月
- 1年プラン: 517円/月(最初の1年。以降は1,256/月)
- 2年プラン: 390円/月(最初の2年。以降は1,256/月)
3年契約でやっと月々500円を切る価格ですので、ホイホイ気軽に買えるようなサービスではないかもしれません。
→ 最近になって3年プランがなくなり、2年プランでもかなり安くなりました!
なお、1年プランも2年プランも一応「最初の1年(2年)だけです」的な断りがなされていますが、実際に私がプラン延長しようとしたときには安い価格のままでしたし、むしろタイミングによってはさらなる割引が発動しているケースもあります。とはいえ、今後もずっとそういう対応になるとは限らないので、ご購入される段階で一度しっかりと価格チェックをしてみることをおすすめします。
割引オファーがわりと頻繁に開催(配布?)されていて、上に示した価格よりも安く購入できる機会がちょこちょこあります。
私が初めて購入した際は、2年プラン$95.75
その後、更新した際には、2年プラン$77でした。
こんな感じでメールが送られてきます。
ですので、、、
急ぎでなければ、こうしたセールのタイミングを待っての購入を検討するのが良いと思います。
偽クーポンもかなり出回っているらしいです。なので、クーポンコードを手に入れるためだからといって迂闊に個人情報をどこかに登録するよりは、すでに割引やクーポンが自動適用されるリンクなどを使い、公式サイトだけへの登録で済ませる方が安心ではあります。
公式セールやクーポンだけでも割引率がなかなか高いですし、せっかくセキュリティを気にして導入するサービスですから、個人的には、ここはあまり欲をかかずに安全パイでいきたいところです。
一応ひとまずは定価で見ておくと、感覚的には月間誌を一冊買う感じでしょうか。「これまでVPNなんかにお金かけてないよ」って人には地味にイヤな出費です。かつては私もそうでしたので、すごく共感です。
たしかに、世の中には無料VPNもあります。ですが、基本的に無料VPNは質が悪いのでオススメしません。むしろVPNを使っている安心感だけを手に入れて油断してしまうリスクの方があったり、回線がおそすぎたり、使えるデータ量が少なすぎたり…いざ使うとなると、細かいけど重大な問題にいくつも直面する羽目になります。
また、もちろん無料Wi-Fiをそのまま無料で使うのも、たしかに1つの選択です。ただ、その場合は自分の個人情報を他人にさらし続けるというリスクを負わねばなりません。
タダほど高いものはない。
誰が言ったんですか、これ笑。
こんな名言があるとおりです。もし無料Wi-Fiにつないでいる最中に個人情報が傍受され、それを元にネットバンキングや証券口座、クレジットカード情報などが悪用されたら、その被害は計り知れません。
無料Wi-Fiってなかなか晒されているみたいです。
そう考えると、一般的にみんなが医療保険や旅行保険に入るのと同じように、無料Wi-Fiを使う人にとっては有料VPNは必須レベルの出費だと個人的には思います。
そうなると、数ある有料VPNの中でもリーズナブルな価格設定のNord VPNは有力な選択肢だと思います。他の有名どころの有料VPNであるExpress VPN、Cyber Ghost、セカイVPN、マイIPなどと比べて安いです。 後で紹介しますが、安いからといってセキュリティや使い勝手といったサービスの質が悪いということもありません。
軍用レベルの保護機能
Nord VPNはセキュリティへの力の入れ方が尋常ではありません。Nord VPNをオンにすると、強力な暗号化トンネルの中でデータの送受信が行われます。
イメージとしてはこんな感じ。
そしてなんと、この暗号化トンネルは軍事使用できるほどの強力なレベルだそうです。
2の256乗通り(よくわからない果てしない数)の組合せからなる256ビットAES(高度暗号化標準)という暗号化方式で、スーパーコンピューターが何十億年も計算して、やっとのことで破ることができるレベルらしいです。
つまり事実上、現在この暗号を突破できる攻撃は少なくとも地球上には存在しません。
地球外からの攻撃はまぁ考慮しなくてよいでしょう。われわれ一般人の個人情報どころの話ではなくなるので、ひとまず無視で。
これほどの暗号化をしてくれるなら、安心してカフェの無料Wi-Fiでも使えます。
プライバシーを守るという観点では、Nord VPNはこのえげつないほど高度な暗号化だけではありません。
他にも二重VPN機能やログ不保持ポリシーといった強みを持っているので、以下、簡単にそれらにもご紹介します。
二重VPN(Double VPN)
通常のVPNは、1つのサーバーを経由して、スマホやパソコンなどの個々の機器とウェブネットワークの世界をつなぎます。このサーバー経由の課程で暗号化がなされる仕組みです。
Nord VPNではこの通常の方式に加えサーバーを2つ経由するDouble VPNという方法も利用可能としています。
これにより、ただでさえ強力な暗号化を二重に施すことができるということです。もはやここまでくると、誰のための機能なのかわからないぐらい頑丈な守りとなります笑。
いちおう公式サイトによると、ジャーナリストや政治活動家、ネット監視の厳しい国にいる人にとってメリットがあるらしいです。
ただ、通らなければいけないサーバーが増える分、スピードは遅くなるようです。
特別な事情を抱えていない人は使う機会が無いかも。私もまだ使ったことがありません。速度よりもセキュリティを重視したい場合(一時的にトップシークレットの企業秘密を送受信する場合など)であれば、この二重VPNを積極的に使う価値がありそうです。
ちなみにこの二重VPN機能はiOSでは使えないので注意。mac、 windows、androidなら利用可能です。
ログ不保持ポリシー
ユーザーのログ(オンライン活動の記録)を取らないというポリシーの徹底もNord VPNの素晴らしい点です。
すでに述べたように、VPN接続されている回線を外部から追いかけることは事実上不可能です。
しかしながら、サーバーを提供している当のVPN会社からは、誰がどこからアクセスしているかを見ることができます。
これはかなり重要なポイント。
もしVPN会社がユーザーのログを保持している場合、けっきょくは政府や警察などにその情報が開示されてしまえば、そのユーザーのオンラインプライバシーは丸見えです。万一その会社がハッキングされたり、物理的に会社が襲撃されて情報がリークされてしまうという状況もありえないことはありません。この場合も、ユーザーのログ情報は漏れてしまいます。
Nord VPNは、そうしたユーザーのログをそもそも保管しないという姿勢を貫いています。
パナマの会社なので、ログ保持を要請するアメリカやEUの法律にも縛られません。よって、Nord VPNからユーザーの機密ログ情報が流出するということは決して起こりえないということになります。
つまり、ひとたびNord VPNで暗号化してしまえば、完全な匿名性を手に入れることができるという話です。これって悪用されたら逆に恐ろしい感じもしますが、まぁあらゆる文明の利器は大体がそんなものなので、良識の範囲内で使わせてもらいましょう。
快適な通信速度
VPNサービスの中には、使い出した途端に回線速度がいきなり遅くなるものもあるようです(私はNord VPNしか使ったことがないので経験したことがないですが)。
私がこれまで2年間ほどNord VPNを使っている限りでは、
通常のネットサーフィンはもちろん、動画視聴をしててもNord VPN接続による速度低下を感じません。
精密に測定したら若干の速度低下はあるのかもしれませんが、体感ではまったくわからないですね。
さらに、Nord VPNにつなぐことで、インターネットプロバイダーが行っているかもしれない帯域幅制限を回避することができます。「夕方になるとネット遅くなるんだけど」みたいなトラブルは、この帯域制限が原因のことも多いといいます。
これはインターネットを提供している会社が、回線の集中を避けるために一人あたりの接続量を制限しているからです。
VPNを使って自分のIPアドレスを隠すことによって、この制限をすり抜けることができます。私の場合は幸いなことにこうした面倒には遭遇していないのですが、ひとによってはVPNに使う方がスピード感のあるネット接続を体験できるということもあるようです。
豊富なサーバーの選択肢
全世界に張り巡らされたサーバーもNord VPNの大きな魅力の一つです。
Nord VPNは60ヶ国にまたがる全5591サーバーを所有しています。
サーバーの数が多ければ多いほど、利用者が増えても回線の混雑状況が緩和されます。
結果として通信速度が高く保たれます。私はここ約3年間Nord VPNを使っていますが、サーバーが満杯で使えなかったということは一度もありませんでした。
経由国の選択肢が多いのも魅力的です。特定の国でしか使えないサービスの利用や視聴できない動画の閲覧などが世界のどこにいても可能になります。
たとえば、私は今アメリカに住んでいますが、日本で見ていたYouTubeの動画を見ようと思ったとき、アメリカでは見れないというケースが多々あります。「お住まいの国では視聴できません」的なメッセージが出てしまうんですよね。
このときにVPNを使って日本のサーバーを経由すると、私が日本からYouTubeにアクセスしていることになり、その動画を見ることができるようになります。
このメリットをありがたく思える環境の方はそれほど多くないかもしれませんが、すごく便利です。日本のサイトの場合、ハッキングを警戒して日本国内からのアクセスしか受付けていないサイトも少なくありません。そのため、私自身、アメリカ生活や海外旅行でこのVPNに何度も助けられています。
ただし、日本向けに提供されている動画配信サービスの多くは、VPNを受け付けません。dTVなど日本の会社が提供しているものはもちろん、アマゾンプライムビデオであっても日本版を海外からVPNで見ることは不可能です。
さすがに中国にサーバーは置いていませんが、Nord VPNはネット規制が極めて厳しい中国でも利用可能な数少ないVPNです。2019年8月に中国旅行に行った際は、これにめちゃくちゃ助けられました(中国旅行でのネット事情については別記事を書いてありますので、ご興味あればそちらもご覧ください)。
ただ、そうはいっても、中国政府によるネット環境制御は文字通り刻一刻と変化しています。やはり100%の安心を手に入れることは難しいということは心に留めておく必要がありますね。
使い方がカンタン
先述のように、Nord VPNは極めて複雑な暗号を用いるうえ、経由可能サーバーの選択肢も膨大です。一般人がいちいちこれを設定しようとすると、わけがわからなくなります。
でもNord VPNは使い方がめちゃくちゃカンタン。
アプリのボタン1つでVPNのオン・オフを切り替えることができます。
QUICK CONNECTというボタンを押せば、アプリがその瞬間その場所で最高のパフォーマンスを提供できるサーバーを選び、自動的に接続してくれます。
「街中の無料Wi-Fiを使うから、とりあえずVPNにつないでセキュリティを強化したい」みたいな場合、とりあえずこのボタンを押しておけばおっけー。
話が細かくなりすぎてしまうので詳細は省きますが、ちゃっかり写真で見えているようにOnion Over VPNやP2Pまで使えます。たぶんほとんどの方が使わない機能ですが、多才であることには違いありません。
こちらもiOS版と同じで、QUICK CONNECTをタップすれば自動的にアプリが最適サーバーを選んでくれます。
iOS版との違いをあげれば、
android版ではObfuscated ServersやDouble VPNなどの高度な通信方法を選べます。
逆にいうとiOS版では自由度が低いです。後ほど触れますが、これはNord VPNを選ぶ際に注意すべき点です。
マルチデバイス・同時接続対応
色んな機器で同時にサービスを使っても良いという点もありがたいですね。
1つの契約でマルチデバイス対応・6台同時接続可能です。
ほぼ何にでも使えます。
まぁほとんどのVPNサービスがそうだと思いますが、Nord VPNはandroid・windows・iOS・macOS・linuxに対応しています。
「パソコンはwindowsだけど、スマホはiPhoneだし、タブレットはipadとandroid端末の両方持ってるんだけど」
「家族で持ってる端末バラバラなんだけど」
みたいな場合にもまったく問題なしです。
さらに、です。
一度に接続できる最大デバイス数が6台というだけなので一斉に使わなければ7台以上もいけます。
事実、私と妻は2人で合計スマホ×4・タブレット×2・パソコン×2を使っており、そのすべてのデバイスでこのNord VPNを使っています。8台です。
さらにさらに、裏技的な方法!
ルーターそのものにNord VPNを繋いでしまえば、そこに繋がっている全てのデバイスがVPNの恩恵を受けられます。
日本公式サイト【Nord VPN】 でも紹介されている方法ですので、グレーゾーンでもオフホワイトでもなんでもありません。正式に認められている活用方法ですね。
こういう方法を平気で紹介するあたり、さすが海外のIT会社って感じです笑。自信と資本が溢れ出ています。
Nord VPNのイマイチなところ
有料
信頼できるVPNを本当に必要とするなら、有料VPNを契約すべきです。
その中でNord VPNの月額500円~1,000円程度はむしろ安い方ですし、サービスの質を考えればコストパフォーマンスはとても高いです。
そうはいっても、お金がかかることは紛れもない事実。契約する前に一度立ち止まり、自分が本当にVPNを必要としているのかを考えるべきなのは間違いありません。
たとえば、私の母はスマホユーザーですが、無料Wi-Fiをほとんど使いません(自宅Wi-Fiに繋がっていないことすら多々あります笑)。革命家でも企業重役でもないので、わざわざVPNを使う必要はあまりないと言えます。
「自分用のモバイルルーター持ってるから、カフェとかのフリーWi-Fiはほとんど使わない」という場合も、VPNはそこまで必要ではないかもしれません。
あるいは月々のスマホの回線もひっくるめてモバイルルーターで済ませてしまえば、
「スマホ通話代+スマホパケット代+VPN代」よりも
「スマホ通話代+モバイルルーター代」の方が安い
ということも十分ありえます。最近ぐんぐん質と人気が上昇している格安SIMなどを組み合わせれば、ますますの安さを追求できると思います。
最近は海外旅行でも無料Wi-Fiを使うのが主流なので、たしかにそういう時にはVPN使うべきです。でも、よく考えてみると実はそういうときも…
海外旅行用の使い切りSIMを使う方がラクだし、けっきょくは安上がりってケースも多いです。
そのため、すごく当たり前ではありますが、自分のネット環境と用途をしっかりと把握したうえでVPNがほんとうに必要なのかを考えるのが賢明だと思います。
iOSでの機能制限
これはおそらくNord VPNの力不足というよりはiOSのルールのせいだと思いますが、iOSでは使えない機能がいくつかあります(iPhoneやiPadなどでは使えないということです)。
具体的に言うと、androidでは使えるのに、iOSでは以下の機能が使えません。
- Obfuscated Servers(隠しサーバー)
- Dedicated IP(専用IPアドレス)
- Double VPN(二重VPN)
特に1つ目のObfuscated Serversという隠しサーバー機能は、中国でNord VPNを使うなら必須。iPhoneユーザーの多い現在の日本のスマホ環境下では、iOSでこの機能を使えないのは正直とても痛いですね。
隠しサーバーの設定にPCが必須
通常のVPN接続なら、スマホ用アプリで十分事足ります。
しかしながら、すでに本記事で何度も言及しているObfuscated Servers(隠しサーバー)機能を使うには、パソコン版アプリから設定変更をする必要があります。
この機能は中国でNord VPNを使うときに絶対必要なのですが、デフォルトでは機能がオフになっています(下の写真>右列の上から3番目>Obfuscated Servers)。
ここで設定をオンにして初めて、android版アプリでObfuscated Servers機能が開放されます(再三になりますがiOS版ではこの機能は使えません)。
以前、私と妻で中国に旅行に行ったときには、このパソコンでの事前作業をせずに渡航してしまい、けっこー大変な思いをしました。
One Driveとの相性が悪い
もしかしたら私のOne Drive(ワンドライブ)の設定に問題があるのかもしれませんが、Nord VPNに接続している間はOne Driveの同期機能が使えなくなります。
作業中のワードやエクセルの自動アップロード含めてファイルの同期全般が止まってしまいます。
まぁファイルの保存自体はできるのでそれほど大きな問題ではないですが、ひとたび自動アップロードに慣れてしまうと、地味に不便です。個人的にはこの点が一番の打撃でした。
もしこれがNord VPNの問題ではなく、One Driveの設定等でどうにかなる事柄でしたら、ぜひ誰か教えてください。めちゃくちゃ助かりますし、この項目も訂正します。
ところどころ英語
日本公式サイト【Nord VPN】もスマホ用アプリも日本語化されていますが、なぜかパソコン用アプリは英語です。
操作方法がわかりやすいうえ、英語の文章というより英単語の意味がわかれば使えるので、英語が苦手な方でも大丈夫といえば大丈夫。Googleとかで英単語を調べれば済みますし、Nord VPNの設定画面を日本語訳とともに細かく紹介してくださっているブログもあるはずです。
ただ、そうは言っても、英語を見るだけで拒否反応が出るって人だっています。そういう人にはちょっとツライかもしれないです。アカウントの管理ページも英語なので、微妙に英語への耐性を必要とします。
私としては、ちょっと英語表記があるからという理由でNord VPNを選択肢から外すのはもったいないとは思いますが、これはひとによる問題ですね。完全日本語のVPNを探しているという場合は、インターリンクという日本の会社が提供している「セカイVPN」などが筆頭でしょうか。
こちらは私自身の利用経験が無いので、コメントは控えておきます。
まとめ
まとめるとこんな感じです。
リーズナブルな価格
軍用レベルの保護機能
ログ不保持ポリシー
快適な通信速度
豊富なサーバーの選択肢
使い方がカンタン
マルチデバイス・同時接続対応
有料
iOSでの機能制限
隠しサーバーの設定にPCが必須
One Driveとの相性が悪い
ところどころ英語
第一印象評価
第一印象での評価は星3つ
VPNに真っ先に求めたいセキュリティ・匿名性を極めて高いレベルで実現しています。そのうえ、価格も競合他社と比べてリーズナブルという驚くべきVPNサービスだと思います。
そうは言っても、やはり原則として月500円以上かかってしまうとなると、ちょっと気が引けますね。ケーキを1つ分ぐらいはガマンしないといけません。星1つ減らします。
また、個人的に大きなネックだったのは、One Driveとの相性の悪さ。出先の無料Wi-Fiでファイルを同期したい場面って意外と多くあります。Nord VPNにつなげるとこのOne Driveの同期機能が使えなくなるので、ツライ。世の中的には、どっちかと言うとOne Driveの方が優先的に使いたいサービスだと思うので、それとの互換性が低いのはNord VPNの欠点だと言わざるをえません。1つ減点です。
なお、英語に対する苦手意識があるとやや不便かもしれませんが、私自身のレビューとしてはそれほど気になる重大問題ではなかったため、この部分での減点は無しとしました。英語がもうほんっとにまったくイヤという方は、このNord VPNではなく日本の会社が提供しているVPNから選ぶのが無難ですね。
最後に、アマゾンプライムビデオをはじめとした動画配信サービスが見れないのは残念です。ただ、VPNの品質というよりは放映権の問題になってきます。これをNord VPNのせいにするのはまぁフェアじゃないですので、ここでの減点は無しとします。
あとから評価
しばらく使ってみての評価も星3つ
しばらく使ってみて分かったメリットとしては、Obfuscated Serversという隠しサーバー機能によって中国での利用が可能であるということ。多くのVPNが中国当局の規制に絡め取られている昨今の情勢において、いまもなお中国国内での利用ができるというのはNord VPNの強力な武器です。
一方でデメリットとしては、その機能をいざ実際に使うえでのハードル。その機能を使えるようにするにはパソコンから設定をしなければならないうえ、iOSではそもそも機能そのものが使えないです。
上記1点ずつのメリット・デメリットが相殺すると考えて、星の数はそのままとします。
Nord VPNは誰におすすめ?
国内・海外問わず無料Wi-Fiをよく使う方
海外在住の方
各国政府機関や組織に
自分のオンライン記録を握られるのがなんとなく嫌な方
中国でVPNを使いたい方
つまり、フリーWi-Fi接続時のセキュリティ強化・海外からの日本限定サービスの利用・匿名性の確保という3本柱が有料VPN購入の決め手ですかね。有料VPNの中では、全体的なコストパフォーマンスや中国での有効性から見て、Nord VPNは有力な選択肢になると思います。現状のままであれば、今の契約が切れた後も私はNord VPNを引き続き契約して使う予定です。
以上です。
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