こんにちは、ゆとりばてぃです。
ムジラーと名乗るまではいかないけど、そこそこ無印良品好きな人間です。
このまえ無印のフレンチリネンパンツを買ってみたら、なんだかすごく気に入っちゃったので、褒め褒め記事を書いてみようと思います。
ベージュとネイビーです。
別にファッションの興味と知識がめちゃくちゃあるわけではないので、気の利いたレビューというよりは素人の簡単なポジティブ口コミとして読んでもらえたら嬉しいです。
実はブログ内でわりとよく読んでもらえている無印のキャリーケース(スーツケース)の記事では無印をあんまりベタ褒めしていないのですが、今回のリネン話では無印自体は好きだよってところをまざまざと皆さんに見せつけられたらなと思います。
無印リネンパンツはリネン100%
何よりもまず、無印のフレンチリネンパンツはリネン100%なのが素晴らしいです。ノンアルと言いながらアルコール苦手な私をガッツリ酔わせてきたどっかの店のノンアルレモネードとはわけが違います。
しかも、リネン100%ながら、税込3,990円という価格。
実はこれめちゃくちゃすごくて、色んなブランドでリネンパンツって出てるんですけど、この3,000円~4,000円代半ばぐらいの価格帯でリネン100%って意外と珍しいんですよね(っていうか私が調べたときには見つけられませんでした)。
「麻100%」
だいたいこの価格帯だとリネンに化学繊維とかコットンとかを混ぜたものになりますし、逆にリネン100%のものだと5,000円よりもだいぶ上の価格帯になることがほとんど。
もちろんリネンってゴワつく・ガサつくので、何かと混ぜたほうが着心地だって良さそう。
ただ、なぜか深い理由もなくリネン100%パンツにこだわっていた私にとっては、ちょうど良すぎる製品がこの無印のフレンチリネンパンツだったわけです。
あ、いや、今思い出しましたが、やっぱり理由ありました。次にその話をしてみます。
リネンならシワも“風合い”ってことで
そうです、
リネン素材の衣類ならシワあっても許されるんじゃない?
なんなら“風合い”とか言っておしゃれぶった顔できるんじゃない?
という都合の良い私の解釈が、リネン100%にこだわった理由です。一体どこでそんな風に聞いたのかは覚えていません。
ヒルナンデスだったでしょうか、いや、忘れました。
かつて何度かアイロンがけを習慣にしようとしていた健気な時期があったのですが、アメリカだと全然フォーマルな格好とかしないし、もういいやってなって……
逆にシワがあっても恥ずかしがらずに着られる服が欲しくなってきたのが最近。
あとは、
「ふだん半ズボン履く勇気はないけど、夏あっついから涼しげな長ズボン欲しいなぁ」
「まるで“私おしゃれさんですよ”みたいな顔するにはちょっと素材感の強いやつ欲しいなぁ」
となって、そういうワガママを全部受け入れてくれる器の大きいボトムスが、どうやらリネンパンツだなということになりました。
まぁ本当にシワが許されるのかどうかは謎。
なんなら自分だって結局シワくちゃを気にして、洗濯の際には脱水ほぼ無しびっちゃびちゃのまま陰干ししているという内緒話すらあるわけですが、なんとなく一定程度のシワなら“風合い”というほどよく抽象的な表現で乗り切れるはずです。
もしかしたら乗り切れないかも。
ちなみにリネンは脱水でシワくちゃになると戻りにくくて、アイロンがけも直接やるとテロンテロンになり、しかも乾かすときに直射日光に当てると激しく色落ちして、さらにはお湯でめっちゃ縮むらしいです。
なんか一周回って面倒くさいですが、リネンは擦れとかにはすごい耐久性を誇るらしいし、洗濯するたびに強度が増すとのこと。
なので「コマメな手入れはほっといて夏の間とにかく細かいことを気にせずにガシガシ使いたいんだ」という私の用途にとってはちょうど良い素材です。
ほんとうの風合いの話をしよう
そろそろ無印リネンパンツのほんとうの風合いの話をしたいのですが、いざここまできてしまうと「風合い」が一体なんのことなのかよくわかりません。
風が合う?
実は意外と成り立ちがはっきりしていない言葉らしくて、論文までありました。徳山孝子という教授の方の研究によると、
「風合い」という言葉は,単独では成立できない語である.常に人間と他者との関係によって生じる言葉である.「風合い」は,人間と他者との関係の“変化”によって成立する.それは単にモノが変化するという単純なものではない.時代の変化のなかで生きて生活環境空間での感覚の変化と時の変化が共生することによって「風合い」が成立してきたと考えられる.
徳山孝子「素材が持つ味わいと『風合い』」(『繊維機械学会誌』54、2001年)201ページ。
とのこと。なんかめちゃくちゃ難しいですが、とにかく風合いっていう言葉は、絶えずダイナミックに変化する関係性の中にある絶妙な調和を表現するっぽいです(ど素人の私でも面白いと感じた論文なので興味ある方はぜひ)。うお、なんだか、いよいよ本当にシワも“風合い”ってことで捉えられそう。
まぁそういう抽象的な議論はこのあたりで置き去りにして、最初からその話しろよ的な肌触りの話をすると、
無印リネンパンツは柔らかさとハリが良いバランスです。
頑張って“風合い”を表現しようとした写真がこちらになります。
かたすぎて履き心地が悪いということもなければ、やわらかすぎてすぐにヘタってしまうということもない。ちなみにいうと、特にネイビーはどこか光沢感まであって安っぽい雰囲気を避けられます。
もちろんリネンなので多少のチクチク感はありますが、肌がものすごく弱い私でもかぶれたりとか赤くなったりとかはしません。
よっぽどタイトに着るのでなければ、下着や肌が透けることもありません。
一応、以下に地肌・白下着・派手め下着の透け具合チェック写真を載せておきます。あいにく白の下着パンツを愛用できるような清廉潔白な身の程ではないので、今回は白Tシャツで代用します。
手を突っ張ってみてもこれぐらい。
ベージュも透け透けになりません。
白い下着を手で押し当ててみても透け無し。
ベージュも白下着透け問題無し。
今度は派手めな下着。
透けに強い安定のネイビー。
意外とベージュも大丈夫でした。
リネンシャツだとけっこう透けてしまうような印象が強いですが、リネンパンツは比較的透けに強いのでしょうか。少なくとも無印のフレンチリネンパンツは透けにくいと思います。
無印リネンパンツはちょうど良いシンプルさ
そしてさらに、無印のフレンチリネンパンツはなんだかちょうど良い感じにシンプルです。
実は個人的にベージュパンツ×黒ベルト×大きめ白Tシャツをイン×黒髪マッシュっていうあのファッションはしないと決めているのですが、もし仮に万が一その誘惑に襲われたとしてもベルトループが無いので安心です。
安心してベージュ買えました。
無印フレンチリネンパンツは紐、ファスナー、ボタンという必要最小限のシンプルなウエストの作り。だけど、
ちゃんとポケットは深めのが4つある(前後に2ポケットずつ)というちょうど良い利便性。
大きめスマホもすっぽり入ります。
裾にはギャザーとかはなくて、単純にパイピングしてあるだけ。すっきり。暑苦しさがありません。
シンプルな裾。
おかげでロールアップが無理なくできるので、履くときに長さの微調節がしやすいです。ギャザーで足首はとめてあるけど、膝下がなんかダボダボみたいなことにはならずに済みます。
部屋着というより外出用シルエット
最後にシルエットのお話ですが、うっすらテーパードって感じでしょうか。
実際に履いてみた写真は近いうちに妻に撮ってもらおうと思います。
自信満々でテーパードですって言うほどではないですが、かといってストレートって言うほどストンとはしていない。「バブっていうほどガキやない、くもん行くほど大人やない、5歳ど真ん中走らしてもうてます」っていう超大好きなアキナのネタを思い出させてくれます。
リネンのハリのある風合いもあって、部屋着として着るにはちょっと緊張感がありすぎる気がします。
もっと伸びる素材とか、もっとゆるっとしたサイズとかで、窮屈さゼロのパンツのほうが部屋着としては好みです。もっとスベスベしているのとかも良いですね。ジェラートピケ2022年福袋に入っていたパンツがすっごく良かったのは記憶に新しいです。
というわけで、個人的には無印フレンチリネンパンツは外行く用シルエット認定しています。
最近流行りの「ちょっと近くのコンビニまで」的なワンマイルウェアとして使うのはアリかも。まぁ1マイル≒1.6kmなので、ぶっちゃけワンマイルってもはや歩きの距離じゃない気もしますけど。
サイズについては、極端に大きくも小さくもなく普通だと思います。だいたいどこのブランドでもMサイズの私は、この無印のリネンパンツもMサイズがぴったりでした。
ちょうど良い、無印リネンパンツ
以上、色んな部分で私にとってちょうど良いリネンパンツ無印良品フレンチリネンパンツを褒めちぎるブログ記事となりました。
実はちゃっかりリネンスニーカーも買ってみたので、それもまたブログ記事にしてしまおうかと計画中です。
疲れにくいリネンスニーカー
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