こんにちは、ゆとりばてぃです。
MacbookじゃなくてVAIOをゴリ推ししているくせにiPhoneとiPadを数年間使いつづけちゃったりとかして、先日スマホのほうをXperia 10 III(エクスペリアテンマークスリー)にやっと機種変しました。
実を言うと、以前はスマホもタブレットも両方Xperiaを使ってました。
これで「ただいまXperia」ってことになりますね。
数年前にちょうど機種変しようとしたときには、Xperiaがださださのいわゆるランチパックデザインに絶賛迷走中でした。ランチパック自体は優れたパンだと思いますが、スマホにはなりません。また、この時期には新しいXperiaタブレットの販売も無くなっていたので、Xperiaには愛想を尽かしてiPhoneとiPadに乗り換え…そんな数年前です。
というわけで、このページでは、
iPhone 8 Plus(プロダクトレッド)
→ Xperia 10 III(ドコモオンライン限定モデルのイエロー)
という機種変を最近ドコモでしてみての感想を、さくっと記録しておこうと思います。

ノームコアの流行には乗らずに終わりそうです笑。
レビューと呼べるほどのこまかい比較や検証はしていないですが、ひとまず総合的に感じたこととしては、
個人的にはXperiaにして正解だったけど、親に勧めるならiPhoneだなぁ
自分のぶんはドコモの解約秒読みだけど、親にはドコモ残留を勧めるなぁ
とまとめられるかなと思います。
では以下、こんど自分が機種変とかキャリア乗り換えを検討するときの材料にする意味もこめて、今回の機種変でとくに個人的に書き残しておきたいことを読者のみなさんとも共有してみたいなと思います。


カメラと液晶―Xperia 10 III ≧ iPhone 8 Plus
まずはカメラから。
「世界一売れているカメラはiPhoneだ」だというフレーズに出くわすほど、最近のスマホはカメラ性能がめちゃくちゃ重視されていて、iPhoneのカメラには定評がありますね。
今回買ったXperia 10 IIIは、カメラ王者iPhoneとはいえ3~4年前のモデルであるiPhone 8 Plusと比べてどれほど優秀なのでしょうか???

がんばれ新世代。
私自身は写真のプロでもなんでもない超初心者、というか一般人ですが、そんな私の主観でいうと、
キレイさはだいたい同じレベル!?
撮影するときの小回りでXperia 10 IIIのほうが優秀!
って感じでした。
まずはカメラアプリで普通に撮ってみるとこんな感じ。

Xperia 10 III 
iPhone 8 Plus
瞬間的な日当たりの関係でそもそもの明るさも違っちゃっているのですが、
- iPhone 8 Plusカメラの写真 → 明るめ
- Xperia 10 IIIカメラの写真 → 暗め
な印象です。
加工をしないままSNSにアップしたり誰かに魅せたりするのであれば、iPhone 8 Plusのほうが映えやすいっぽいですね。一方、全体的に暗めなXperia 10 IIIは、なんとなくキメ細かい雰囲気があります。
- iPhone 8 Plusカメラの写真 → のっぺり気味
- Xperia 10 IIIカメラの写真 → 抑揚ある
みたいな。でも、Xperia 10 IIIは暗めのくせに白飛びしすぎちゃっている箇所があって謎(左下の花とか石とか)。
細かいところまで気にしすぎという考え方もあれば、細部の積み重ねで全体のぱっと見の印象も変わるんだという考え方もありますが、まぁちゃちゃっと一般人がスマホ撮影・スマホ閲覧する程度であれば決定的な差ではないかなぁと感じます。
一般人にとっても明らかに感じられる差が出るのは、背景をぼかして写真を撮るとき。
下の2枚は同じ場所から撮っています。Xperia 10 IIIは「ぼけ」補正のモード、iPhone 8 Plusは「ポートレートモード」で。

Xperia 10 III 
iPhone 8 Plus
明らかにXperia 10 IIIのほうが広い画角で撮影できています。素人目では、ぼけ感そのものに大きな差があるようには見えません(なんならiPhone 8 Plusのほうがきれいにぼけているように見えなくもない笑)。
ぼける範囲を大きくとれるおかげで立体感を出しやすいというのが、Xperia 10 IIIのメリットと言えそうです。
iPhone 8 Plusのカメラで背景ぼけ写真を撮るには、カメラの性質上どうしても「寄り」状態になってしまいます。そしてそのわりには、撮りたいものからある程度の距離をとって撮影しないと、ぼけの処理をしてくれません。
つまり、
- iPhone 8 Plusカメラの背景ぼけ写真 → ズーム気味
- Xperia 10 IIIカメラの背景ぼけ写真 → ほぼ普通の距離
っていう仕上がりになります。
それなら数歩下がって撮れば良いだけのことじゃない??
的なことが言えなくもないですが、例えば椅子に座って机のものを撮るときなんかは事情が変わります。

Xperia 10 III 
iPhone 8 Plus
カメラマンでもないのにスマホや身体を大きく振り回しながら写真を撮るというのは、なかなかハードルの高いわざです。そんなことを考えると、
Xperia 10 IIIは被写体が近い距離にあっても「ぼけ」補正がかかるうえ、広めの画角で撮影できる
というのは今回の機種変のメリットだったなと感じます。
ちなみに妻も私も結婚式にお呼ばれしたときは業者なみに写真を撮りまくります。ただの素人のくせにです。アマチュア写真家とかいうレベルですらありません。あと、デーブルフラワーも余ってたら、だいたい持ち帰らせてもらって余韻を楽しみます。ちゃんときれいに作られてるのに披露宴後そのまますぐ捨てられちゃうのって、ちょい寂しいですよね。もちろん花についても素人ですけど。
ぱっと見の写真の綺麗さはそれほど劇的な差とは言えないと個人的には思います。また、写真を撮った後の処理(確認できるようになるまでの時間)はXperia 10 IIIより3~4年も前に発売されたiPhone 8 Plusのほうが圧倒的に速いです。
電池持ち―Xperia 10 III > iPhone 8 Plus
電池持ちはXperia 10 IIIのアピールポイントなだけあって、これまでの経年劣化を考慮してもiPhone 8 Plusより優れていると感じます。スマホを選ぶときには電池持ちが重要ポイントになっているという方も少なくないかと思います。
- iPhone 8 Plusのバッテリー
→ 16時間ぐらいもつ。
→ 3年使用でも新品比較89%のパフォーマンス。 - Xperia 10 IIIのバッテリー
→ 丸一日はもつ。
→ (公式によると)3年使っても劣化しにくい。
劣化に関してはiPhone 8 Plusもなかなか優秀な成績ですので、単純な電池持ちが差といえます。
ただ、私の場合だいたい半日ちょいぐらい持ってくれれば、ぶっちゃけあとはわりとどうでも良いです(1ヶ月まるまる1度も充電しなくて良いとかなってくると話は別ですが)。丸一日外出するときには、用事が忙しいという場合がほとんどなのでスマホを見る時間が必然的に少なくなります。なので、iPhone 8 Plusでもぜんぜんおっけー。
むしろ、これからの充電器の進歩とかを考えると、
- iPhone 8 Plus → ワイヤレス充電対応
- Xperia 10 III → ワイヤレス充電非対応
という部分が、やや気になります。ワイヤレス充電できるほうがはるかにデスクの整理整頓がしやすいはず(iPhone 8 Plusでもけっきょく使ってなかったけど笑)。
電池そのものはXperia 10 IIIのほうが強くて今回の機種変メリットだけど、ワイヤレス充電については残念ながら機種変したデメリット。

個人的には初のUSB-C充電スマホ!

ACアダプタとケーブルは付属しない!
ちょーどこれ買ってすぐにAmazonプライムデーが来て、愛用ブランドAnkerのUSB-Cケーブルが安くなっていたので慌てて買いました笑。
持ちやすさ―Xperia 10 III > iPhone 8 Plus
持ちやすさはXperia 10 IIIのほうが明らかに上。

高さと厚さはほとんど同じだけど…

幅の差で持ちやすさが全然違う!
私は平均身長よりも身長が低いわりには手が大きめで、iPhone 8 Plusを片手操作するのも、別にそんなめちゃくちゃ苦労してたってわけではありませんでした。
私の両親も手が大きく、そしてそれをプチ自慢のようにしていて、以前ちゃんぽん鍋屋さんに行ったとき、部屋に展示されていた力士のひとたちの手形と合わせて「ほとんど同じだ」的なことでちょい盛り上がっていました。ちゃんぽん鍋屋さん行ったのも今思えば珍しいイベントだったなと思います、みんなどっちかというと痩せ型体型なのに。
とはいえ、やっぱり比べるとXperia 10 IIIのほうがすっごく持ちやすいです!
しかも、フチ(ベゼル)が無いおかげでXperia 10 IIIのほうが実は大画面!!サイズ感と画面とのバランスは素直に嬉しいポイントでした。
持ちやすさって単純にラクってだけでなくて、落としにくくなって故障を避けやすくなるメリットもあると思うので、今度の機種変のときにも持ちやすさを馬鹿にせずにちゃんと検討しようという気持ちにさせてくれました。たとえ力士ハンドでも。
操作のなめらかさ―Xperia 10 III < iPhone 8 Plus
ここからはXperiaとiPhoneの特定の機種というよりは、AndroidとiOSでの違いに基づいて感じたことを書いておこうと思います。
操作は明らかにiPhone 8 Plusのほうが滑らかです。
アプリ開いたり閉じたり、上下にスクロールしたり、とにかくありとあらゆる動きがめっちゃスムーズにスルスル(ヌルヌルかな?)感触でいけます。
Xperia 10 IIIも遅くはないのですが、なんというかカクカクしてますね。ちょっと古くさいです笑。

外観はなかなか現代的に仕上がってると思うんですけどね…。
たとえ同じスピードで処理されていても、このヌルヌル感の有無で体感スピードが変わります。この部分ではiPhoneのほうが好み。
もうとにかくスマホのすべての操作にかかわる部分なので、とくにAndroidスマホにこだわる理由がないのならiPhoneが断然オススメ笑。
使いたいアプリ―Xperia 10 III ≧ iPhone 8 Plus
私が使いたいアプリについては、Xperia 10 IIIでもiPhone 8 Plusでもどっちでも使えるものがほとんど。
実はiPhone 8 Plusにしたとき、Sparkという当時iOS限定のメールアプリの便利さに衝撃をうけて、
わ、え、やば、これ、もう2度とAndroidに戻れないかも…
とビビったのですが、2019年にAndroidにも対応してくれたおかげで不安解消となりました。いやー、良かった。

なんと、そのうちWindows版もリリースされる予定とのこと。もうそれまでメールを全部ほったらかしておこうかと思うぐらい楽しみ。
ホーム画面とかアプリのアイコンとかを変えられる自由度はAndroidがレベチで格上なので、そういうところもちょっと遊びたい私としては今回Androidに戻ってワクワクを感じられました。
また、この後すぐに抜き出して紹介しますが、ほとんど同じレベルでアプリが揃っているといっても、文字入力に関しては私がどうしてもAndroidにこだわりたい理由があります。
文字入力―Xperia 10 III >>> iPhone 8 Plus
そして何より!!!!
Xperia 10 III(Android)ならWindowsで作った同じ単語リストを簡単に使える!!
というのが、私がメインスマホをiPhone 8 Plus(iOS)から乗り換えた最大の理由です。
この文字入力以外のポイントというのは、まぁ別にXperia 10 IIIを購入した決定的な理由ではありません。カンの良い方はきっとなんとなくお察しかと思いますが、これまでの部分だけならiPhone 8 Plusでもそれなりに満足のいくスマホライフでした。
- iPhone 8 Plusの文字入力 → 単語リストが使い物にならない。
- Xperia 10 IIIの文字入力 → 単語リストが快適にパソコンと同期される。
地味なことですが、文系大学院生の私にとっては、専門用語をパソコンでもスマホでも打ちやすくしておくということがめちゃくちゃQOLを高めてくれます。
私がメインで使っている文字入力用のアプリは、GboardというGoogleが出しているキーボードアプリです。どうしてなのか自分でもわかりませんが、とっても入力しやすいんですよね、このアプリ。スマホでもパソコンでも愛用しています。
それで問題の単語リスト。自分で登録している単語リストをスマホとパソコンの両方で快適に使おうとするとAndroid版Gboard一択となります。
iOS版Gboardでは単語リストのインポート機能がないですし、さらに言うとiPhone 8 Plus本体に登録できる単語リストはいっつも不具合。ジョブズだったら、たぶんiPhoneを水に浸けるレベルで話になりません。
そんなわけで実際にXperia 10 IIIにしてから、Gboardをダウンロードして、自分で作り上げた単語リストをインポートして使うと、、、
そう、これ、これ!!!!めっちゃ使いやすい!!!!!新編日本古典文学全集がすぐ変換に出てくるぅぅぅ!!!
状態。良かった。
ドコモでの機種変はこれで最後かなぁ
最後に、ここまで12年も使い続けてきたドコモに思いを馳せておこうと思います。
今回の黄色いXperia 10 IIIはドコモオンラインショップ限定版でした。Xperia 10 III自体は他のキャリアでも買えますが、イエローはここだけ。なぜか最近自分の中でのテーマカラーは黄色なので、これ笑。

Xperiaロゴよりも濃くて大きいdocomo 5Gの背面ロゴ。
そして、おそらく私にとってこれが最後のドコモ端末になる気がします。というのも、
ドコモよりも楽天モバイルが魅力的に感じられるようになってきた
からです。
今後の機種変時の参考になるように、今かかえているその理由を書いておこうと思います。
- 楽天モバイル → 電波基地局増で電波の課題克服傾向
- ドコモ → 「月々サポートご利用で実質〇〇円」消滅&長期利用特典の改悪
- 楽天モバイル → 1GB使用以下なら料金0円(海外在住に良い)
- ドコモ → 電話番号保管すると申込金1,100円+440円/月
- 楽天モバイル → ネット解約できる(海外在住に良い)
- ドコモ → 店舗解約しかできない
- 楽天モバイル → 解約金0円
- ドコモ → 解約金1,100円以上
まぁ、月々サポートとか長期利用者へのサービスが弱くなってきたことは、政府からのお達しがその大きな要因だと思います。なので、ある程度は仕方ありません。
ただ、ドコモは2021年夏時点で、3大キャリアの中で解約金留保(昔のプランの高い解約金を引き継ぐシステム)を続けている唯一のキャリア。また、もともと「ドコモ長期利用者への待遇にそこまでこだわらない」という趣旨のメッセージを社長が出したりしていました。
金額だけで言えば莫大なデメリットではないかもしれませんが、そもそも「気がない」ということがわかります。リスペクトが無いという意味であまり良い印象が持てません。
一方的にこちらだけ思い入れを抱きしめているのも寂しい話なので、ひいきなしで単純にサービスを比べた結果、そろそろドコモから去ろうかなと思っている今日この頃です。
で、
じゃあなんでまだドコモなの??
って話ですが、Xperia 10 IIIのイエローが欲しかったからというのと、解約金留保に引っ掛けられて10,000円を払うのが負けな感じがしてイヤだったからです笑。
一応2021年秋にはこの悪名高いシステムがなくなる予定らしいので、そのタイミングで楽天モバイルがドコモ客の誘い込みキャンペーンでもやるんじゃないかと勝手に想像して、その時期を狙っています。
→ 2021年末に楽天モバイルに乗り換えました!!どうやらiPhoneだと着信に問題があるそうですが、Xperia 10 IIIではその問題に(たぶん)直面していません。というか、 ドコモ版Xperia 10 IIIはそもそも楽天モバイルの動作保証対象外なんですけど、一応いまのところ私の環境ではばっちり機能してくれています笑。
ただ、まぁ色々と店舗での詳しいサービスが受けられたり、電波が圧倒的に安定していたり、“今まで通り”でいける部分が多かったりと、ドコモは手堅いキャリアではあります。なので、親には「ドコモでいんじゃない?」って感じですし、実際に私よりもずっと前から親はドコモを使い続けています。そしてやたらとポイントを溜め込みまくる父は何万ポイントというdポイントを持っています(Tポイントも楽天ポイントも万単位で持っていてポイント魔神と化しています)。
いろいろ言っても私自身だってXperia 10 IIIのイエローはドコモ限定だったわけなので、今回はちゃんとドコモのメリットを感じられました。次回の機種変のときにドコモ限定でまた欲しいものが出ちゃったら、きっとそのときには楽天から「ただいま」することでしょう。
iPhoneからXperiaに“ただいま”したみたいに。
はい、というわけで、iPhone 8 PlusからXperia 10 IIIにメインスマホを乗り換えてよかったよって話でした。
これまたカンの良い方はお察しのことと思いますが、「メインスマホ」を変えただけなので、iPhone 8 Plusはサブ機として手元にあります笑。やっぱヌルヌルの操作感が癖になるので、場面によってこっちを好んで使うときもありますねー。
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