今回は上海旅行記の3日目です(全5回です!)。
旅行中盤のため、ちょっとゆるめの1日です。20代も半ばにさしかかると急激に体力落ちますよね笑。ツアー旅行ではなく個人旅行だと、自分たちのペースでプラン調整できるのが良いです。
さて、この日(3日目)の行程は次のとおりです!
- ディズニー周辺 → 上海中心地
- ランチ(王宝和酒家・1點點)
- 上海当代芸術館(人民広場)
- 上海 → 杭州(中国鉄路高速)
- ディナー(桂語山房・HEYTEA喜茶)
- 宿泊(コンラッド杭州)
とても地味ですが…
上海ディズニーランド周辺→上海中心地、上海→杭州
という移動セクションが見どころかもしれません笑。このあたりのことは旅行前にネットで調べていてもあんまり情報が出てこなかった記憶があります。
それでは旅行3日目、振り返っていきます!
100円以下で移動可能!
(ディズニー周辺→上海中心地)
まずは、宿泊先のディズニー周辺ホテルから上海の中心地へ移動します。
具体的には「コートヤードバイマリオット上海インターナショナルツーリズム&リゾートゾーン」から上海地下鉄「人民広場」駅までの移動です。
コートヤード(シャトルバスに乗る)
→ 「康新公路」駅(以下、上海地下鉄)
→ 「東方体育中心」駅(乗換)
→ 「人民広場」駅
という流れです。
日本と比べて上海のタクシーが格安なのは確かですが、それでも地下鉄の方が圧倒的に安いです。
ということで、今回は地下鉄利用でした。
コートヤード無料シャトルバス
コートヤードはホテル-ディズニーランド間だけでなく、ホテル→上海地下鉄「康新公路」駅にも無料シャトルバスを出しています(逆ルートの駅→ホテルは無かったです)。
ただ、旅行記2日目記事でも触れたとおり、運行表はホテル公式サイトにも掲載されていません。
メールで問合せをすればエクセルファイルで運行表を送ってくれますが、たぶん英語か中国語のみです。私たちが泊まった2019年8月現在では、大体1時間に1本ぐらいのペースで運行していました。
写真を撮りそこねてしまいましたが、シャトルバスと言っても普通の大型バスみたいなバスです。しかも正式なシャトルバス乗り場が用意されているわけではありませんし、ホテルエントランスにも乗り付けません。なんかめっちゃわかりにくいんですが、入口を出てすぐのホテル駐車場で待機しているバスがそれです笑。
発車すると、すぐに高速バスのアナウンス的なものが流れます。
わ、え、ちょっとまって、やばい、、、
間違えてシャトルバスじゃなくて高速バス乗っちゃった???
みたいにめっちゃ焦りますが、大丈夫です。10~15分ぐらいで「康新公路」駅に到着します。
安くて便利な上海地下鉄
ここから上海地下鉄。ここも写真撮っていませんが、券売機の操作方法はとてもわかりやすいので、普通に買えるはず。アメリカのベイエリア地下鉄BARTの難解な券売機とは大違いです。さすがアジア。
ただの片道切符であってもプラスチック製のカードが出てくるので、ここで一旦ちょっとビビります。
どうやら、このカードは使いまわし。
券売機で買う際、磁気か何かがこのカードに付加されて出てくるっぽいです。私は今回の旅行中このカードの磁気不良的なトラブルで、一回めんどくさい目に遭いました。上の写真の柄以外にも色んな券面があります。
他の注意点としては、上海地下鉄の改札を抜ける前には毎回必ず荷物検査があるということです。
飛行機乗る前の荷物検査みたいに、機械に荷物を通します。ただ荷物をそのまま入れるだけなので空港ほどめんどくさくはないですが、毎度のことなので手間はかかります。数年前から世界の鉄道でたびたび起こっているテロがきっかけらしいです。
地下鉄の全体的なシステムや乗り心地はだいたい日本の電車と同じような感じ。毎回座れるほどではないですが、東京など日本の都市部と比べるとだいぶ空いていると思います。なお、乗換アプリ的なものとしては「Transit」や「MetroMan」を使いました。
ともあれ、コートヤードを出発してから約1時間前後で上海中心地(人民広場)に到着です。地下鉄にどの駅で乗ってどこで降りるかにもよりますが、いちおう参考までに今回の費用は以下のとおりです。
・コートヤードから「康新公路」駅(ホテルのシャトルバス)
→ 所要時間: 約15分 、費用: 無料
・「康新公路」から「人民広場」(「東方体育中心」経由)
→ 所要時間: 約45分、費用: 5元(約75円)
めちゃくちゃ安い!
無理なく地下鉄で行けるルートですので、急ぎでなければタクシーではなく地下鉄移動でもokだと感じました。
個人的には現地の公共交通機関を体験するというのも旅行の一つの面白さだと思いますし、地下鉄はなかなかアリです。
人民広場周辺でランチ
地下鉄「人民広場」駅到着後、徒歩圏内でランチとタピオカを済ませます。
王宝和酒家は観光客向き
割と日本人に有名な「王宝和酒家」(ワンバオフージウジア)でランチを頂きました。 駅から歩いて5分強。
私だって観光客なわけで偉そうなことを言う立場ではないですが、良くも悪くも観光客向きの印象でした。こぎれい・席広め・そこそこの味・そこそこの値段。
日本では上海旅行と言えば必ず出てくるほどの人気店のようですが、安くて美味しい地元民の店という感じではないです。
上海蟹が有名なお店らしいので、9月以降の旬だったら良かったのかも。8月に行った私がいけなかったという可能性もありますので、申し訳ないですが、改めて情報収集してみていただくのが確実だと思います。
ちなみに、以前行かれた方々の旅行記によると、かつてはjcbプラザの紹介でランチ予約ができたっぽいですが、もう提携していません。旅行前に実際にjcbプラザに電話をかけてみましたが、そういう話はありませんでした。
食べた料理は大体こんな感じです!
蟹ワンタンスープ・蟹お粥・ちんげんさい・蟹焼売・ごま饅頭。あとは写真に無いですが、焼売1皿。
全体的に味はやさしめ?中国特有の味を期待していたので、若干の物足りなさを感じました。海外旅行来てみたは良いけどクセのある食べ物は苦手って人には大変おすすめ。
価格は上海の他の庶民派レストランよりは若干高いように思いますが、日本で同じものを食べるとしたら、その3分の2ぐらいの値段で済んでいるんじゃないかとは思います。
6皿注文(上の写真の5皿と焼売1皿)
2人で合計110元(約1,700円)
1點點はコスパ良い
食後は「1點點」(1点点; イーディエンディエン)でタピオカ。台湾発のお店らしいです。
私たちが行った店舗は「王宝和酒家」の斜向いにあります(下の写真の背景にある赤い看板が王宝和酒家)。
見づらいですが、メニューと価格は下の写真のような感じ。
日本で流行中の名だたるタピオカ屋さんと同じぐらいの味の良さなのに、めちゃくちゃ安いです。だいたい300円以下。
かなりおすすめ。
ただ、この店のパクリ店も数多くあるみたいです笑。気をつけましょう。
上海当代芸術館は人民公園の中
タピオカ後は「上海当代芸術館」のミス・ディオール(Miss Dior)展に行きました。
王宝和酒家 ・1點點周辺から「人民広場」駅の方へ戻り徒歩10分弱。
当代芸術館が人民公園の中に位置していることには注意です。
これを知らず、私たちはだいぶ迷ってしまいました…笑。
公園の中は若干治安が悪そうな様子。物売りがいたり、賭け事っぽいのしてたり、監視カメラがやたらとあったり。一方で、老人たちが太極拳をしていたり、遊園地的なエリアがあったりと平和そうな光景も混在するので、ややカオスです。
さて、本題。当代芸術館のミス・ディオール展。
オシャレかつ華やか。
上の写真のトンネルみたいな部分には、次々に移り変わる映像がプロジェクションされていました(女性が映っていますが、妻ではなくて誰か知らない人です笑)。クラシックなディオールの雰囲気と最新技術の楽しさが噛み合った見ごたえのある展示でした。拝観料いくらだったかは忘れました笑。
当代芸術館はそんなに大きくなく、一つのイベント展示で館内すべてを使い切っている様子。たぶん拝観料は、その時の展示によって変わってきます。
杭州へ
(上海→杭州)
当代芸術館を楽しんだ後は、いったん上海を離れます。西湖観光と杭州出身の友達に会う目的で杭州へ。
中国鉄路高速「上海虹橋」駅は上階にあり
中国鉄路高速という、日本でいうところの新幹線を使って上海から杭州へ向かいました。日本の新幹線同様、止まる駅が限られています。というわけで、鉄路高速の駅「上海虹橋」と隣接する地下鉄の駅「虹橋火車」まで移動。
上海地下鉄「人民広場」→ 「虹橋火車」
所要時間: 30分
費用: 5元(約75円)
ここからが長かった…。
地下鉄の「虹橋火車」駅と鉄路高速の「上海虹橋」駅は隣接した駅(つまり乗換的な感じ)なのですが、地下鉄の改札を抜けてから鉄路高速エリアへの行き方がわかりにくすぎ!!!!
日本の都市部の駅構造と同じように難解。むちゃくちゃ迷いに迷ってやっとの思いで鉄路高速の駅にたどり着きました。
結論から言うと、鉄路高速エリアは上の階にあります(2階か3階かそんぐらい)。
地下鉄の改札を出たら、鉄路高速の切符をまだ買っていないとしても、とりあえず鉄路高速の駅まで行きましょう。切符は後で買えます。
鉄路高速エリアに着いたら、鉄路高速専用の荷物検査ゲートをくぐります。
中国人はICカード的なものをピッとやってゲートを抜けていきますが、日本人はICカード通過はムリなので係員に直接声をかけます。
そして、パスポートを見せてゲートを通過。こんな感じの所です。
これはゲートを抜けた後に振り返って撮った写真です。
このゲートを抜けた後に鉄路高速の切符を買えば間違いないです。
自動券売機は外国人旅行者の利用が不可とのことなので、窓口に行くしかありません。
けっこう並んでいる場合がありますので、時間に余裕を持っておくのをオススメします。出発1時間までに行けば大体なんとかなりそうです。私達の場合は、中国人の友人があらかじめ切符を予約しておいてくれたので、受け取り専用の列に並んで比較的スムーズに準備完了。
車内はかなりキレイで、日本の新幹線と似たような感覚で乗れます。
最高ランク席の一等座でも比較的リーズナブル(「上海虹橋」→「杭州東」の約1時間乗車で2,000~3,000円だと思います)。翌日は二等座に乗ったのですが、やはりこの質と価格のバランスなら圧倒的に一等座がおすすめです。
杭州は急成長中の注目都市
友人に会う関係で、鉄路高速「杭州東」駅に到着。
杭州出身の友人が出迎えてくれました!!
そこから地下鉄で「江錦路」駅まで向かいます。
いよいよ友人の地元、杭州の地に足を踏み入れます。駅の外に出ると、いきなり超高層ビルがお出迎え。
ゆとりばてぃ(私)
「でっか。これなに?オフィスビル?」
友人
「ホテルだよ。きみらが泊まるとこ」
ゆとりばてぃ
「あ、そーなの?ホテルなんだぁ。すごいな。杭州めっちゃ栄えてるじゃん」
友人
「ここ10年ぐらいで一気に栄えてきたんだよねぇ。昔はマジ何も無かったよ」
ゆとりばてぃ
「(上海と違って)道路もめちゃくちゃ新しくてキレイだし、最高じゃん」
友人
「いやぁ、ありがとねぇ」
ゆとりばてぃ
「そいえば、…(以後、久々の再会だったので積もる話)」
、、、
、、、
、、、
おわかりいただけだろうか?
案件です。
そう、この日、私たちはなんとこのヤバそうなホテルに宿泊しました。「ホテルコンラッド杭州」です。部屋の様子などは後のセクションで紹介します。
ともあれ、友人が言っていたように杭州は近年急激に成長している都市。
西湖エリアなど古くからの町が残っている地区もありますが、ここ数年で開発が進んだ地域はめちゃくちゃキレイで洗練されています。
上海も間違いなく都市ですが、古くから都市化が進んでいるせいか、だんだん擦れてきた感じも否めません。ニオイや道路状況の微妙な不便さが感じられます。
旅行も中盤を迎え、疲れも出てくるので、そういう小さなストレスが積もりに積もって妻が不機嫌になって大変でした笑。
実際、妻本人も「今回のスケジュールで杭州無かったらマジやばかった」って言ってたほど。羽田離婚に共感こそしませんが、そのメカニズムはなんとなく掴めた気がします笑。
ということで、杭州は上海に疲弊したときの、ひとときの安らぎにかなりおすすめ。
杭州でディナー
杭州に住む友人と合流した私たち。その友人がいわゆる「接待」をしてくれました笑。
3人でディナー、あとはまたしてもタピオカを楽しみました。
桂語山房のティーペアリングコース
連れてきてもらったのは、タクシーに30分ぐらい乗って着いた山っぽい場所。
「桂語山房」というお店です。
右から読ませる看板という時点でただならぬ気配を感じさせます。
お店に入ると、こんなお茶お茶したディスプレイが。
やはりこの店、ただものではない雰囲気…。
帰国後調べてみましたが、案の定高級店ですね。ディナーコースをごちそうになりました。
いくらだったのかは、もうわかりません。友人の好意ですので詮索しないでおきます笑。とりあえず写真貼ります。
いやぁ美味しかったです、とても。
ティーペアリングという料理に合わせてお茶も変えるという食事スタイル。
実はここだけの話、私は京都に住んでた学生時代から密かにずっとティーペアリングに憧れていたんですよね。久々に会う友人と楽しく美味しい食事がとれたというだけでなく、かねてからの夢が叶ったという意味でも素晴らしいディナーでした。
杭州はお茶処としても有名なので、料理だけでなくお茶もめちゃくちゃ美味しかったです。
私が「美味しい、美味しい」言ってあまりに飲むもんだから、友人がお土産にこのお店の茶葉を買ってくれました笑。ホントありがとう。
そうはいっても、 この桂語山房というレストランはアクセスが良くなく、価格も(おそらく)高く、コースだと時間もかかります。旅行者にはハードルが高いです。ただ、もし時間とお金に余裕があるのであれば、ぜひとも試してみてもらいたいレストラン。
その友人(女性)が彼氏と初めてディナーデートした時は、このレストランを使ったみたいです。落ち着いていてゆっくり時間が流れるような店内の雰囲気なので納得。
1年半後の今(2020冬)の時点では、wechatのゴタゴタの関係もあって、その友人自体と連絡がぜんぜんとれなくなってしまっているので、、、その後どうなっているかは不明です笑。
HEYTEA喜茶のタピオカチーズティー
存分にコースディナーを堪能した後は、デザート代わりにまたしてもタピオカ!
友人がめっちゃ勧めてくれたので押し負けた形です笑。3人で宿泊ホテルのすぐ近くにあるHEYTEA喜茶に行きました。
私達3人だれもここには写っていません笑。
上海に到着した日、つまり旅行1日目にもHEYTEA喜茶で飲みましたが、売り切れのものがあったり、2つしか頼んでいないのに3つドリンクが来たりで、てんやわんやでした。
今回は中国人の友人が一緒!
売り切れも無かったので、ちゃんと頼みたいものをゲットできました。友人に聞くと、やはりチーズの入っているタピオカドリンク、Cheezoというシリーズが人気みたいです。
「Cheezo、ちょー美味しいよ!」って言ってたので、私たちは夫婦ともにCheezoを注文。濃厚で美味しい!たしかにCheezoオススメです。
ちらっと横を見たら、当の友人はCheezoじゃなくてグレープヨーグルトドリンクをニコニコしながら飲んでました。
コンラッド杭州で身の丈以上の宿泊体験
すでに触れましたが、友人が「接待」で予約してくれたホテルは「コンラッド杭州」でした。
しかも、その友人のお父さんがコンラッドのプラチナ会員らしく、146階とかいう超高層階での1泊をプレゼントしてくれました!!身の丈越えすぎ!!
フロントの時点でもう何十階だかのレベルで、おそらくスイートではない部屋の中で最高階の部屋を予約してくれたのだと思います。
部屋の様子はこんな感じでした。
杭州のホテルのため上海のルールが適用されないのか、歯ブラシありました。その他アメニティももちろんあります。コーヒーマシンと専用のコーヒーカセットもあります。とりあえず良い部屋。
Wi-Fiももちろんありますが、自分で予約していないと使えません(大体の人は自分で予約すると思いますが、一応)。Wi-Fi認証の際に、予約者名を入れる必要があるからです。私たちの予約はおそらく友人のお父さんがしてくれたのですが、友人のお父さんのフルネームを知らなかったため、けっきょくWi-Fiを使わずに一晩過ごしました。
まぁそもそも、せっかく素晴らしい部屋をプレゼントしてもらったのです。Wi-Fiごときのしょうもない用事で友人の手をわずらわせるのはあれですね、野暮です。
翌朝起きて部屋からの景色を見ましたが、やっぱすごい部屋でした笑。
杭州の洗練されたシティビュー。
部屋は広くてキレイだし景色も良いしで、杭州観光行くならコンラッド杭州はオススメのホテルです(ちょっと予算は高めだと思いますが)。友人がニコニコしながらプレゼントしてくれた宿泊ですので、いくらだったのかはナゾです。聞かないのがマナーってことで。
おそらく学生の私にとっては自腹では不可能な宿泊を、ありがたく楽しませてもらいました。今度その友人が私の地元である長野に来たら、頑張って軽井沢の高級ホテル宿泊でもプレゼントしようと思います。実は私自身はアメリカで、その友人の彼氏とも一緒にご飯を食べたことがある仲なので、関係が続いていることを切に願っています笑。
以上!
上海旅行記3日目でした。移動と友人との再会が中心のややゆるめの1日。
上海の喧騒と勢いに疲れた旅行の中日、杭州の静かで洗練された雰囲気はとても良い癒やしでした
上海旅行記その他の日程はこちらです。
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