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旨みと重みのおしゃれ鍋。【STAUB】ピコ・ココットレビュー

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ストウブのピコ・ココット(ラウンド)本体と外箱
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いわゆる“無水鍋”の家庭用や
おしゃれな鍋を調べていると、
よく筆頭候補として出てくるのが
フランス発の
STAUB(ストウブ)ココット

本ページではその中のひとつ
ピコ・ココット(ラウンド24cm; 黒)
を実際に数ヶ月使ってみての、
本音レビューを記してみます。

上から見たストウブのピコ・ココット(ラウンド)

この円形タイプ。

個人的な評価を先取りしちゃうと、
5段階で以下のとおりです。

第一印象評価: ☆☆☆☆
あとから評価: ☆☆☆ 
一言コメント: ていねいな鍋。
目次

ストウブココットの良いところ

まずはストウブピコ・ココットの
メリット
について触れてみます。

無水調理可能

なんといってもやはり、
無水調理ができる
というのが
他の鍋と比べての圧倒的メリットですね。

無水調理というのは
食材そのものに含まれる水分
効果的に用いることで、
水を加えずに調理する方法。

この無水調理を使うと、

うまみがぎゅっとして
風味ゆたかで
色鮮やかで
栄養素たっぷりで
油分ひかえめで
からだにじんわりと入ってくる…

そんな
“ていねいなお料理
ができあがるとのこと。

ストウブのピコ・ココットを使えば
その無水調理が可能。

フタの重み、
そして
フタと本体との設置部の精密なデザイン
が決め手かと思われます。

ストウブのピコ・ココット(ラウンド)のフタを開ける瞬間

さらに面白いのが
「アロマレイン」(アロマの雨)
という、いかにもおふらんすらしい
ロマンチックな響きの機能。

商品名『ピコ・ココット』の
“ピコ”
が指している、
フタ内側のぽつぽつが大事みたい。

ストウブのピコ・ココット(ラウンド)の蓋

というのも、

「加熱中に食材からたちのぼる水分が
このピコをつたって
もういちど食材全体に降り注ぐ」

というのが
アロマレインというシステムの概要
だからです。

食材のうまみを逃すことなく
しかも
うまみを均等に料理へと組み入れ直す

こうして
ストウブのココットは
質の高い無水調理
を実現しています。

実際に
肉じゃが, ボルシチ, カレー, etc.
このストウブココットで作ってみると、
凝縮したうまみ優しい味わい
がほんとうに感じられます。

べつに料理人の舌なわけでもない私でも
明らかに違いを感じられるほど。

オーブン・ガス・IHすべてに対応

調理用熱源のほぼすべてに対応
というのも
ストウブココットの良い点です。

公式サイトによれば、
オーブン(250℃まで)
ガスコンロ
IH(100Vと200V)
に対応とのこと。

最近はIHの家庭も多いので
この幅広さは有り難いですね。

オーブンまでOKなのも◎
チキンとかすごくぷりぷり。

さすがに電子レンジはNGなので注意。

シンプルで洗練されたデザイン

個人的には見た目もメリット

奇をてらわず、
シンプルに

それでも
どこか漂う高級感

ストウブのピコ・ココット(ラウンド)本体と外箱

後述しますが、
ストウブココットはそれなりのお値段。

長く使うことを考えると
シンプルなおしゃれ
って、この製品にはとくに重要。

そのポイントが見事にクリアされている
というのが個人的な印象です。

しかも
見た目のかわいさに加えて
優秀な保温効果も持っているので、
ココットごと食卓に出す
なんてのもアリ。

わずかな差かもしれませんが
洗い物も減らせます。

たっぷり容量

最後に挙げるメリットは
38Lという大容量
(私物の24cmモデルの場合です)

いまのところ
夫婦ふたりでの暮らしなんですが
なぜか最大モデルを購入…笑

「大は小を兼ねる」的なノリでつい。

ストウブのピコ・ココット(ラウンド)の奥行きをメジャー測定している様子

直径24cm。
写真だと歪みの関係で違って見えますが
取っ手を含めた幅は
A4サイズ長辺(30cm弱)
にほぼ一致します。

ストウブのピコ・ココット(ラウンド)の高さをメジャー測定している様子

高さはフタ抜きで約10cm
金色の持ち手まで含めると
約15cmでした。

どうも撮影が難しくて…
あまり参考にならないかもですが、
いちおう
他の器具との比較も2枚ほど。

ストウブピコ・ココットと27cmフライパンの大きさ比較

27cmフライパンとの比較

コンロ上に置かれたストウブピコ・ココットラウンド24cm

コンロの上だとこんな感じ

これぐらいの大きさだと
5人前ぐらいを一気に調理できる
感じです。

スープ, カレー, 煮物, etc.
多めに用意して作り置きするなら
少人数家庭でも
意外とこのでかさいずもいいね
ってところ。

なお、ストウブには他にも
色・形・大きさに多くのバリエーション
があります。

正直迷うのが面倒ではありますが笑
選択肢は広いので
わりと細かめで微妙なニーズ
にも、しっかりと応えてくれます。

ストウブココットのイマイチなところ

それでは次、しっかりと
デメリット
にも注意を払っておきます。

重い

個人的に感じる最大デメリットが
重さ(約4.5kg)
です。

ストウブのピコ・ココット(ラウンド)の重量測定の様子

あんまり意味ない気もしますが
フタと本体もそれぞれ測ったので一応。

ストウブのピコ・ココット(ラウンド)フタ無し本体のみの重量測定の様子

本体約2.9kg

ストウブのピコ・ココット(ラウンド)蓋の重量測定の様子

フタ約1.6kg

なかなかずっしりきます。

さきほど軽々しく
「そのままサーブできますよ」
的なことを書きましたが…

料理の重さも加味すると、
食卓に運ぶまでが意外と大変
って問題があります。

仮にお皿への盛付で回避できても、
誰しもが通る
洗うときには要腕力

熱い

ストウブココットは鋳物ホーロー鍋。
なので仕方ない部分ではありますが、
取っ手ちょー熱い
です。

本体の取っ手も、
フタの持ち手も、
調理中とその後しばらくは
激アツ。

ストウブココット(ラウンド24cm)のフタと取っ手

まぁこのデメリットで買うの辞める
ってことが起こりうるのかは謎ですが、
耐熱加工は施されていない
ということはお伝えしておきます。

保温、デザイン、強度とかの関係で
たぶん
セラミックだけでいくのが一番だ
という結論なのだと思います。

使う時は気をつけましょう
ってことですね。

高い

あとはやはり値段。
高価…
であってますよね?

私物の24cmラウンドモデルは
ストウブ公式通販では4万円弱

楽天・アマゾン・ヤフーをはじめとする
大手ネットストアでは2万円前後

きっちり調査してはいませんが、
似たようなノーブランド品などと比べると
3倍以上の値段
とかになっている可能性は大いにあります。

むろん、製品自体の質を考えると
コストパフォーマンスとしては悪くない
のではないかと思います。

とはいえ、
値段自体が安いわけではない
という点にはご注意。

繊細

個人的に気になったポイントのなかで
最後に挙げておきたいのは
やはり取り扱いに神経を使う
ということ。

まぁシンプルで剛健な溶接なので
部品が取れるとかいうことは無いです。

ただ、意外と繊細な一面も。

重くて大変というほか、
焦げ付き防止加工アリというわりには
ふつうに焦げ付きます。

これを防ぐためには
シーズニング
という日々の手入れが必要です。

ココット内側に油を染み込ませ、
コーティングするような作業です。

ストウブ公式サイトで推奨されており、
これを怠ると…
そうとう厄介な焦げと闘う羽目に。

ストウブのピコ・ココット(ラウンド)本体

このぐらい底面に“ムラ”が出てきたら、
あらためてシーズニングしておくのが無難
って感じです。

しかもこのシーズニング効果、
スポンジの強い面とかで洗ってしまうと
あっという間に消えてしまいます。

使うたび毎回のシーズニングは不要
ですが、
日常的に気を配っておかないといけない
という点では面倒を感じます。

まとめ

良いところ

無水調理可能
オーブン・ガス火・IHすべてに対応
シンプルで洗練されたデザイン
たっぷり容量

イマイチなところ
重い
熱い

高い
繊細

第一印象評価: ☆☆☆☆

とりあえずコレを買っておけば
無水調理ができるし、
おしゃれだし、
なんかちょっとステータス笑

そんな様子で
まちがいなく気分が上がります。
時間と心にゆとりのある、ちょっといい暮らし
みたいな。

しかしながら、
価格が高く、質量が重い
というデメリットあり。

価格面は製品の質を考慮すれば
まぁ個人的には許容範囲。
てことで、
重さで星ひとつ減点としたいと思います。

あとから評価: ☆☆☆

しばらく使っていくと、
やはり
重さとや熱さで取り回しに神経を使うし、
頻繁なシーズニングにも手間がかかります。

てなわけで、残念ながら
星をもうひとつ減らす
という判断をしておきます。

ストウブココットは誰におすすめ?

単純に無水調理やってみたい方
“ていねいな暮らし”好きな方

軽量性は犠牲になっていますが、
フタがしっかりと閉まりますし、
例のアロマレイン機能もあるので、
家庭用としては高水準な無水調理
ができると思います。

一方で、
日々の取り扱いに気を揉む部分があるので、
ズボラな方にはちょっと面倒がすぎる
印象です。

逆に、そういった
日々の手入れにむしろ充実感を感じられる方
ていねいな気遣い、時間使いができる方

にはピッタリだと思います。

個人的には
「なんかかっこいいから」
ってノリで購入しただけですが、
満足できています。

とはいっても、収納スペースの問題もあって
いわゆる“2台持ち”する予定は無しです、
今のところ。

以上です。
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もっと知りたいことなど、
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ストウブのピコ・ココット(ラウンド)本体と外箱

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このブログ書いてるひと

ゆとり世代の文系大学院生です。アメリカに学位留学中。インスタ・ツイッターでは当ブログへのご質問やご感想を募集中です。ちょっとしたものでも新しいページ作成の励みになりますので、お気軽にコメントやリクエストいただければ嬉しいです!

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